推しの牛田智大さんの演奏を聴く目的で興味関心をもった2021年のショパンコンクール

 

この時早朝に日本人のトップバッターとして登場した沢田蒼梧さん

ぐっと引き込まれたバラード一番に涙が止まらなくなった出会いを忘れることができません

 

以来関東に沢田さんがいらっしゃるときは駆けつけておりましたが、いよいよお医者様になられ、めっちゃレアなピアニストになってしまわれたので、今では名古屋まで応援に駆けつけております

 

沢田さんのピアノの表現が好みです

少し重め、暑苦しい、やや演歌のような情感あふれる歌いっぷり

かと思えば天国への階段のような軽やかでキラッキラな高音部

上品さと情熱のバランスが心地よいです

あのほっそい体と指先から生まれる熱量が

生きているっている躍動感にあふれていていつも感動するんです

 

「東海中高6年間主席で名古屋大医学部へ推薦入学し、名古屋大学総長顕彰を受賞、在学中からショパンコンクール二次まで進出、現在は小児科医師としてご活躍」

 

この華やかな経歴から「二刀流」として一気に時の人になられましたけれど、そういうバックボーンを前面に出すことを嫌う人々もいますよね。音楽に精通していらっしゃる(と思われる)方々からは「ミスタッチが…」とか「もっさり感」とか「洗練されていない」のような表現で沢田さんが語られることがあります。また、「お医者様としては日本一のピアニスト」だとか「二刀流でこのレベルはすごい」とかなんだか含みのある言われ方をされることもあります。

 

素人目線から言えば、沢田さんの音楽の魅力は「ミスがない」とか「洗練された」とはどちらかというと逆方向のところに感じます。音楽を人間に例えるとしたら「完璧な人間像」か「等身大の人間」か。

もちろんピアニストとして作曲者へのリスペクトから、ミスはしない、解釈を曲げない、大事なところは変わらないと思います。ただ人前で演奏するという時に何を優先させるかという点で、特にコンクールというような場で優先されるところが、沢田さんはちょっと違うのかなぁと思ったりします。完璧に、とか洗練された演奏を、とか考えてなさそう。素人はそこに魅力を感じてしまうのかもしれません。

 

ピティナ特級2026、4名のファイナリストの皆様お疲れさまでした

素晴らしい演奏をありがとうございました!

 

何度でも聴きたいしたくさんの人に聴いてほしいので動画貼ります

(ピティナ様、期間限定でなく永久保存でお願いします)

 

1.三井柚乃さん

「ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18」

セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)

 

柚乃さんが初めてこの曲を聴いたのは中学生の時で

「この曲を弾くためにピアノを続けよう」と決めたそう

2023年にピティナ特級で銀賞をこの曲でとっていらっしゃる

「3年前は必死に弾いて終わった部分もあったので、今回は、自分の演奏をもってして『この作品が好きだ!』という思いを届けたいと思い、もう一度選びました」

 

銀賞を取った3年前の自分を超える…中学生の時から想い入れのある曲で…どれだけの想いと努力がのった演奏なのだろうと、ここまでの時間に想いを馳せてしまいます

ラフマニノフ2番は好きな人も多くて、中でも柚乃さんのように思い入れのある人が多い曲だから、それぞれの人の「一番」や「思い入れ」を超えて届ける必要もあり…なかなか難しい選曲だなぁと思ってしまいました

私自身も、海外の演奏家の方々は別として、国内では牛田智大さんの浜松国際でのラフマニノフ2番の配信や2024年のプラハ交響楽団とのサントリーホール公演が心に刻まれています

ラフマニノフ自体は2023年6月の「牛田智大 ラフマニノフを弾く」のサントリーホール 公演の印象も強くて、なかなか上書きされません

でもやっぱり2番はいいなぁ素敵だなぁと引き込まれました

 

演奏を終えて袖に戻る際にこぼれた柚乃さんの笑顔

クールな柚乃さんの緊張がゆるんでほころんだ表情に

ぐっとやられましたね♡…とその横で大きな拍手を送る沢田さん!

心から感動して拍手が止まらないって顔をしていらっしゃるビックリマーク

いやいや…つぎあなたですよぉ~

 

しかしながら…バックヤードでこの素晴らしい演奏と

割れんばかりの拍手を聴いて次のステージに立つのかぁ…

トップバッター、しかもピアノの音色から始まる柚乃さんの緊張も凄かったでしょうけれど、沢田さんも緊張するだろうなぁ…

いやいや、沢田さんのことだから

「柚乃さんの演奏素敵やわぁ~ラフマいいわぁ~」

ってのんきに浸っていて、割れるばかりの拍手を聴いて

「そーや、コンクールだった、次は僕だったっ」

みたいな反応をしてそう爆  笑

 

2.沢田蒼梧さん

「ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23」

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)

 

その昔沢田さんがチャイコフスキー1番を演奏されると聴いて

「遠征して聴きに行きたい!」と思ったのが

半田市での定期演奏会でした

それまではリサイタルは遠征していましたが

コンチェルトはもったいないなぁと思うところもあり

気持ちにストッパーをかけられていたのですけれど

チャイコフスキー1番、聴いてみたいなぁって思ったんです

 

 

1500円てっ…沢田さんの地元も行ってみたいし

という気持ちをぐぅっと沈めて諦めたのですけれど

ずっと聴いてみたかった沢田さんのチャイコ

Twitterなどでゲネプロの様子など流れてきて

ずっと未練があったので今回ピティナに挑戦して頂けたことで

聴く機会を持てたのが本当にうれしかったです

 

とはいえ平日昼間はやはり生では難しいですね…

配信と会場では全然違うのでしょうけれどそれでも素晴らしかった!

以前ショパンの1番を聴いた時は、正直沢田さんはソロがいいな、リサイタルがいいなと思ったのですが、ピティナでのチャイコ、オケを堂々とリードされて盛り上げて、オケと一体となった立体的な演奏でした!多彩な音色と表現力の豊かさ、ドラマティックな解釈、沢田さんに合ってるなぁと思いました!関本先生がかつてチャイコ1番を弾いたっていうのもエモーショナルですよね…ショパコンの時のバラード1番もそうですけれど、師弟の絆が素敵ですよね

ここしばらく上原彩子さんに師事されていますけれど、沢田さん、チャイコンに向けて…とかだったらうれしいなぁ…お医者様のお仕事がお忙しいのでどこまでピアニストとして追求できる時間がおありなのかわかりませんが、国際舞台の中で沢田さんが評価される姿をもう一度見てみたいです

 

沢田さんの豊かな表現力、立体的な演奏は、人生のふとした場面の痛みや甘美な想い、苦さなど、出来事として大きくはないけれど感情を揺さぶられた瞬間をピンポイントで彷彿させ心の奥底の琴線に引っかかってきます

 

「人生」や「生きること」の光や影のコントラストをとても豊かな表現で描き出している、表現者としての音楽がとても美しいと思うのです、沢田蒼梧、ここにあり、って感じで独特路線なのも好きです

 

って沢田さんのことを書き始めたら止まらないのでそれはまた今度

うわ…沢田さんの演奏の後に関本先生のインタビューくるの

やられるわぁ~ラブドキドキ

 

3.山崎夢叶さん

「「ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37」

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

 

今回のピティナ特級では、山崎さんの演奏は完璧!と思いました

完璧なものって美しい!ってうっとりしました照れ

ベートーヴェンって結局のところ王道、正統派!

誰が聴いても美しいと思うようになっているなぁって

そういう選曲をされる山崎さんって正統派だなぁって

山崎さんの落ち着いた佇まいがまた

巨匠のベートーヴェンが似合っていますねぇ

音の一つ一つが美しいです~幸せになりますね

王道中の王道、ど真ん中を行く感じが大好きな方も

たくさんいるでしょうし本当に素敵な演奏でドキドキ

大好きな沢田さんの後ですけれどこれまた引き込まれましたね

 

ピティナ特級って

こんなに素晴らしいコンチェルトを連続で聴かせて頂けるんですね

しかも4つも!それぞれに名曲照れ

日本フィルさんも太田マエストロも

それぞれに魅力的な音楽と音楽家を盛り上げて素晴らしいですね

いつまででも聴いていたいです

 

4.西山響貴さん

「ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21」

フレデリック・ショパン(1810-1849)


西山さんも凄い経歴の方ですよねぇ

「東京大学で美学を学んだのち、現在は桐朋学園大学院大学でピアノを勉強中」

東大の文学部美学専攻…

どれだけ究極の美を研究されている方なんだろう

特級には、東大在学中の2023年から4年連続の参加とのこと

 

「常に高いレベルの演奏を披露し、3次予選まで進んでいたことはありますが、今回、ついにサントリーホールの舞台までたどり着きました」というわけですから

ご本人もさぞ胸アツでいらっしゃることでしょう

 

ショパン2番か…

これまた三井さんのラフマニノフ2番同様大好きな方多いですし

観客の皆様もお気に入りの「一番」の演奏があるでしょうから

それを超えていくのは難しいだろうなぁと思いますけれど

ビックリマークビックリマークビックリマークラブラブラブ

いやはや…西山響貴様のショパン、美しすぎません?

東大で美学専攻って音楽を研究されているのかしら?

沢田さんを推しているし

ショパンでは

牛田智大さんやガジェヴさんやガルガルさんや…

数々のいいなぁと思う演奏があるから

揺らがないと思っていましたけれど…

特級おそるべし、西山さんのショパン、ぜひまた聴いてみたいです

 

つい呟いてしまったTwitter

 

いえいえ、別に私、「二刀流」好きなわけではありませんよ?

大谷翔平くんも好きですけれどね、それは田舎が同じよしみで…

でも大好きな俳優中川大志くんも俳優業のみならず

声優業、カメラマン、モデル、舞台と多彩でいらっしゃり

 

才能豊かな方が好き、ということではなく

360度あちこちからものを考えられる方の演奏は

立体的で表現豊かな美しさを持つ、ということですかねぇ

 

でも牛田智大さんのように音楽ひとすじの方も大好きですし

ひとすじならではの確固たる基礎の土台に乗った技術と表現

そういうのもありますから

 

やっぱり音楽はどれがいいあれがいいではなくて

出会ったタイミングとその時の感性といろいろな奇跡が重なって

ハマるものだなぁと思います

 

角野さんの件で有名になった「東大ピアノの会」

西山さんも出て演奏会人気になりそうですね

行ってみたいなぁ…

 

 

沢田蒼梧さん、オンライン聴衆賞は予想していましたけれど

会場からの聴衆賞取れたらいいなぁと思っていましたけれど

ダブル聴衆賞で良かったです

これからも聴く人を幸せにする演奏をずっとずっと続けてください

 

「いくぞサントリーホール」

サントリーホールに残した宿題

「悔いのない形で終えられたので…」と

沢田さんがおっしゃっていてよかったおねがいドキドキ

 

第50回ピティナ特級ファイナル@サントリーホール✖配信

4つの素晴らしいコンチェルトに魅せられて

素敵な時間を過ごさせて頂いて本当にありがとうございました

 

そして沢田蒼梧さん、来月の宗次ホール、11月の三鷹

引き続きお聴きできるのを楽しみにしています照れ

他のファイナリストの皆様とのご縁にも感謝しておねがい

これからも応援させて頂きます

 

長々との備忘録、ここまで読んでくださりありがとうございます