金曜22時「おっさんずラブリターンズ」第9話
このリターンズから観始めた「おっさんずラブ」シリーズですけれど、陽だまりのようなはるたん、みんなに愛される春田さん、田中圭が人気になった訳も分かるような気がしました。そして「おっさんずラブ」シリーズが愛される理由も。もしこれが「もういいかな」「お腹いっぱい」と言える人は王道ラブコメ、王道ヒューマンドラマをたくさん見ているのでしょう。もしくはこういうわちゃわちゃありまっすぐさありの時間の中をリアルで生きているのでしょう。私はこういうまっすぐキラキラな世界からはかなり縁遠くなっているような気がしますし、今期ドラマをたくさん観ている中で、この王道性こそ希少だなと思います。最近のドラマはちょっと陰に偏っている気がするので、あっけらかんと陽の力で笑いと涙を誘う手法が心地よいと感じます。ドラマは喜怒哀楽、感情を揺さぶってくれるもので、できれば一つのドラマで喜怒哀楽完結してくれたほうが健康的に過ごせます。そういう意味でこの「おっさんずラブリターンズ」は一話完結の中に喜怒哀楽盛り込んでくれていて毎回映画のような完成度だと思います。
今日は井浦新さんが頑張った週でした。(部署存続の立役者!)
凍っていた、止まっていた時間を動かしてくれた春田さん。
「幸せの中にいると自分が幸せだということに気づきにくいでしょ」
大塚寧々さんのセリフもベタだけどよかったですね。
「名前のつかない関係というのもあると思います」
「いろんな形があっていろんな正解があるんでしょうね」
最近のドラマはこんな風にわかりやすく主題を伝えてくるものが少ないように思います。このわかりやすさがとても心地よく温かい気持ちでドラマを観ることができます。王道っていいなぁ。
いろんな形があって正解も色々ある多様性の時代に入った現代において、この「おっさんずラブ」はおっさんの恋愛という多様性を認めることを主題としつつも、王道は変わらないということを伝えているような気もします。
「家族写真みたいじゃない?」
「We are Family!」今週のテーマでしたが、それぞれ個性的なメンツが集まる中ちゃんとまとまりがあるのが不思議ですね。なんでしょう、この色々あるけどまとまった感じ、遠い昔おじいちゃん、おばあちゃんちに年末帰省して、大人は時代劇見て紅白見て、子供はゲームして、みんなそれぞれ同じ家でも別々の場所で過ごしながらも「お蕎麦できたよ~」と呼ばれて同じ食卓を囲む、みたいな、全部ひっくるめてこれぞ年末だなと思った時間を思い出させます。最近は大きい意味でのひと塊を感じる空間って減ったなぁという私の感想(感傷)です。
幸せを語る時に桜の背景になるのも変わらぬ日本人の美学ですよね
今年の桜も近いですねぇ~今朝関東は雪景色でしたけど…
それにしてもスーツ姿の三浦翔平はかっけぇなぁー
この横顔の色気と甘さは三浦翔平様の武器ですね
今回は可愛い弟分から弟なんかじぇねぇって拗らせ悩んで出ていって自分を見つめ直す翔平様でしたが、「もう弟じゃねぇんだろ」からの対等になった男の顔がたまりませんねぇ~。こうなると新様から翔平様に軍配が上がります。いずれにせよ今週の眼福スポットです
(中川大志くんでもこういう役観てみたいな…と呟いておきます)
それにしてもオリジナル脚本の方が面白いよやっぱりと思う今期ですね。
次週予告ないなぁとHP行ったら最終回だったと今知った!
第9話で終わりなんてあるんですね~まだ続けられそうだけれど、シリーズ完結って書いてあるしこれで終わりなのかな、写真展もあるみたいだし。出演陣の皆様、お疲れさまでした!