響きがよいというしらかわホール

閉館になる前に伺ってみたくて行ってきました新幹線後ろ新幹線真ん中新幹線前キラキラビックリマーク

本日はこちらです左下矢印左下矢印左下矢印

 

2022年9月10日(土)

三井住友海上しらかわホール(名古屋)

DAIKIグループチャリティコンサート

沢田蒼梧ピアノリサイタル

12:45会場 13:30開演

 

完売御礼…おめでとうございますキラキラ🎹

 

2022年3月の紀尾井ホールでの沢田蒼梧さん東京デビューリサイタル

ロビーで見つけた大きなお花

こちらを見つけた時に

「大器株式会社様!ぜひ沢田蒼梧さんのリサイタル実現をお願いキラキラ

とお願いしていたのが以下のブログ左下矢印左下矢印左下矢印

ショパンコンクールが終わってすぐ

こちらのリサイタルは予定が決まっていたとのことでびっくり

早々に沢田さんに目をつけて下さって

DAIKIグループ様ありがとうございましたおねがいドキドキ

 

 

今回は全額寄付のチャリティーコンサート

ホール入口から階段を上りホワイエのフロアには

さっそく募金箱が設置されていて

ウクライナカラーの素敵な入浴剤を頂きました

Peace to the world「アメニティで伝えたい平和への想い」

素敵なメッセージと共にMADE IN JAPANの文字を誇りに思いました

 

 

さて

本日の席は1階席ですがホールの造り上階段を上りました

階段はちょこっとだけしんどかったです…でも

2階席だったらもっと上らなければいけなかったので1階でよかったです

 

今日の座席はA列(最前列)のセンターブロック

 

手元はギリギリ見えなくてペダルと表情はばっちりというお席です

実はいつも右サイドだったので

音の響きは確かに良いのだけれどお手元を見てみたいと思って

前回の鎌倉芸術館公演では初めて左サイドを取りました

でも結論手元が見えてしまうと

「間違えないかしらっ!?」と心配で音楽に集中できませんでした

だから今回のお席は私にとってベストポジションでした

 

ピアノはスタインウェイ

プログラムは次の通り

全て配信や動画も含めて沢田さんの演奏で聴くのは初めてです

 

まず初めに

ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」

 

予習で聴いていたのはアシュケナージ、ホロヴィッツ、キーシン、バックハウス、ポリーニなど…

 

こちらは辻井伸行さんの柔らかい繊細な熱情が心に残ったので…

途中編集で音飛びしているのが残念ですが…

 

こちらはショパンコンクールで圧巻の「24の前奏曲」を演奏された

小林愛実さんの10年以上前の熱情

愛実さんの集中力は10年前も変わらず凄かったのですねぇ

 

さて

沢田さんが左袖から登場し拍手の中着席

ハンカチを握り会場が静かになるのを待つように眼を瞑り深呼吸されて…

奏でられた一音

なんとも冷静な…静かに深い音でした!

「熱情」は第一音の入り方に結構個性が表れる気がします

 

そこから煌めく音の粒が降り注いで…

沢田さんのピアノは高音部がとても澄んでいてキラキラしててとても軽やか

それに高音部と低音部が波の揺らぎのように押し寄せる感じが

途切れることなく滑らかで…強弱がとても自然ですんなりと納得してしまう

 

沢田さん…あんなに細い…というか薄い…のにっ!

とても迫力のある情熱的な熱情だった

どこからあんな力強さが出るのだろう

ピアニストの皆さんはもっと太らなきゃって体作りされるけれど

沢田さんがもしももっと太ったならどんな音を出すんだろうとか

想像してみたけれど太った沢田さんを想像することができなかった^^;

 

沢田さんのべートーヴェン素敵だな

他の曲も聴いてみたいな

 

沢田さんの演奏は自己主張があまり強くないから

超絶技巧も全然嫌味なく音楽として聴くことができる

 

この「熱情」は

ストリートピアノ系ユーチューバーの方もかなり演奏されていて

それもまたいくつか聴いたけれど

指が回ればいいとも思わなかったし早けりゃいいとも思えなかった

超難易度の曲を演奏家のエゴを見せることなく弾ける沢田さんは

やはりとても素敵だと思ったなぁ照れラブラブ

 

第一楽章では一つの音楽の物語性を感じさせる自然な強弱がよかったし、第二楽章では柔らかい高音部の煌めくメロディは沢田さんの得意分野だなぁと思ったし、第三楽章はなんというか「理系ベートーヴェン」という感じの正確性とエモーショナルな揺らぎとが共存していて…激しさと冷静さの間のような情熱の抑揚を感じて…今、この年齢で奏でる熱情とこれから解釈する熱情は変わってくるんだろうなという期待値とですごくワクワクした!

 

沢田さん、ホントに音源を残してほしい

発展途上の…というか

進化していく演奏家の軌跡をずっとたどっていきたいし

振り返って再現される想いに浸りたい

 

沢田さんはショパンコンクールの時に

外国の方からたくさん賞賛されてた

海外で好まれる演奏なのかもしれないけれど

海外に行ってリサイタルをするお時間はないだろうから

ぜひCDなり配信なり音源を残してほしいなぁ

 

 

それにしてもやっぱりリサイタルっていいなぁ

前回コンチェルトを聴いてからまだ1週間も経っていないけれど

まだ1曲目でまだまだがっつり沢田さんの生音を聴けるかと思うと

なんて贅沢な幸せな時間かしら照れ🎹キラキラ

 

大拍手の中袖に戻って再び戻ってこられた沢田さん

あっビックリマーク…マイクを持ってます爆  笑アップめっちゃワクワクするーーおねがいアップ

(それってピアニストとしてどうなんかなって

沢田さん自虐してたけれど)

沢田さんのリサイタルはトークも含めて一つの完成作品ですからドキドキ

 

コンチェルトの時はトークを期待されながらも

司会者に前振りされてお話しするのってとてもやりにくそうだった

しかも登場が演奏ではなくトークからって…

どんだけ緊張したことでしょうね

だから司会者に振られてのゲストトークではなくて

自作自演のホスト側の方がやりやすそうだし魅力的

 

沢田さんはどこでどんなお話を挟むかきっちり計算されてると思う

そしてすらすら喋れるのにわざと?たどたどしくしゃべる

何もかも計算通りなのに

即興性を演出して下さるあざとさがまたよいわ照れ

いやぁ…良いんですよラブラブ沢田さんはトークがビックリマーク(トークもビックリマークキョロキョロあせる

演奏でもそうですが間合いの取り方が上手照れ

客席の空気を掴むのがとても上手なのだと思います照れ

 

まずは近況報告からカラオケ

「前回日曜日に鎌倉でコンチェルトを演奏してから今日土曜日までに結構重要な試験が4つもありました。いつもスケジュール管理を一任してるYくんから知らぬ間に恨みでも買っていたのでしょうか」

 

いや凄すぎるでしょう!

沢田さんは時間を止められる能力でもお持ちでしょうか?

同じ24時間を生きているとは思えない充実っぷりに驚きです

 

お話は続きます

「そしてこの怒涛のスケジュールの中よろよろと学校に行ったら卒アルの個人写真撮影の日で、急いで附属病院のファミリーマートに行って髭剃り買ってトイレで髭そってました…でも着てたのが推しシャツ…好きな漫画の『映像研に手は出すな』っていう漫画のTシャツなんですけれど、黒字に緑でアニメの絵が描いてあるやつなんですけれど…そんな忙しく充実した毎日を送っています…Tシャツ、映像研の…価値が出るかもしれないからぜひメルカリで購入するのおススメです」

 

のようなお話?

すいません、備忘録なので…

ちょっとニュアンスが違ったかもしれません汗汗汗

でも映像研の黒字に緑の絵のTシャツというフレーズが印象に残って

(もちろんピアノの音色が一番印象に残っていますがっ)

…おうちに帰ってから検索しましたよ、沢田さん…これかな?

 

推し漫画のTシャツ着て卒アル写真…ってお話の内容から

どれだけお恥ずかしいTシャツ?って心配してたけれど…

思っていたより普通でした爆  笑

…とはいえ卒アルって正装でしたっけ?爆  笑爆  笑爆  笑アップ

 

すっかり会場の空気も温まり

みんな沢田さんのことが大好きになっています照れ

 

その上で次の曲への導入で簡単な曲紹介に入ります

「ラフマニノフの『楽興の時』はワイングラスをカラカラ回してそうな大人っぽい曲で、とても美しい曲で…僕は第1曲の中間部が好きなんですけれど…とても美しい曲で…ぜひ聴いてみてください」

 

予習には谷昴登さんや阪田知樹さんのをよく聴いていましたが…

今日は7月の牛田さんの二台ピアノコンサートで素晴らしかった

松田華音さんのかっこいい演奏をご紹介したいと思います

 

 

このかっこいいダイナミックな曲…

でもいいと思えるまで結構時間を要した曲を

沢田蒼梧さんの演奏で聴けるのを

とっても楽しみにしていました🎹キラキラ

 

沢田蒼梧リサイタル備忘録②

ずいぶんと長くなったのでこの続きは備忘録③で

 

次のブログでは

ラフマニノフ「楽興の時」とショパン「24の前奏曲」まで

まとめられるといいなと思っています^^

 

小林さんの24の前奏曲に感銘を受けた沢田さん

師匠の関本先生からは早くショパンを離れろと言われたけれど

どうしても続けたいなら新しい曲に入りなさいと言われて

挑戦し始めた「24の前奏曲」

 

これも…次聴けるのはいつだろうか

9月10日土曜日今回のリサイタルが年内最後のリサイタル

沢田さんはこの後も試験続きで2月には国家試験も待ってる

とはいえ年内はまだ来月15日に名古屋大学のイベントで

ラフマニノフのコンチェルトが待っているし

年末の12月には地元半田市で

市響と共にチャイコフスキーのコンチェルトも控えてる

どちらも伺うことはかなわない

 

そもそも研修医になられた後のピアニストとしての予定なんて

沢田さん…立つのだろうか…と寂しく思っていたら

 

「3月にまたこの場所でリサイタルします」

ですって!

 

3月って…2月の国試はリサイタルの練習しながら挑むの?

 

本当にすごすぎて…

音楽をお聴きすれば優しい気持ちと情熱を思い出させて下さるし

トークをお聴きすればやる気と勇気を頂ける

 

リフレッシュした夢の時間の後に

「私も頑張るぞー!」って帰れるのすごくうれしいこと

 

プログラムと共に配布されたフライヤー

名古屋小児がん基金とドナルドマクドナルドハウスなごやについて

名古屋大学医学部6年生沢田蒼梧さん

お医者様でありショパンコンクール2次予選進出のプロピアニスト

 

沢田さんが沢田さんにしかできない活動を続けていかれることを

心より応援しています

 

では沢田蒼梧リサイタル備忘録③を

また忘れぬうちに記録を留めたいと思いますので…

ぜひまたお立ち寄りくださいませ

 

出会いに感謝お願い虹キラキラ

 

最後に

※備忘録ですので記憶違いもありますことご容赦くださいませキョロキョロスター