佐々成政が登場する数少ない小説。
1982年刊行の短編集。
長編を描いたらページがもたないんじゃないか
と思われるマイナー武将にスポットを当てた
雑記録のようなもの。
主役となるのは
・福島正則...秀吉子飼いのアル中大名
・可児才蔵...仕えた主は数知れず、主家が必ず没落する悲運のバーサーカー
・花房職秀...空気を読まない宇喜多家の暴れん坊
・飯田覚兵衛...加藤清正の懐刀
・長宗我部康豊...実在が危ぶまれる元親の六男
・木村重成...生まれて死ぬまでずーっと一緒だよ、秀頼の小姓
・成安道頓...秀吉との約束で道頓堀を掘った敗将
と歴史好きでもパッとはでてこないような
ボブキャラが並ぶ。
能力はあるものの
時代や仕えた主家との巡り合わせがうまくいかず
大成しなかったことや
後半3名は大阪の陣で豊臣方についた敗将だったりするのが特徴。
いづれも散り際の美学じゃないけど
拘泥とも矜持ともいえるなにかをもって
滅んでいった
戦国末期の短編集7篇を収録。
