セックスのあと涙を流してこそ本物

今日は女性に対するちょっとしたアドバイスです。

ときどき、催眠セックスなり、ハンド・ブレイン・オーガズムなり、トランス（変性意識状態）を用いた性行為を行っていると、相手の女性が変貌するときがあります。

最初に会ったときは、口数の少ない大人しい感じの人が、トランスに入ると同時に、悲鳴にも似た喘ぎ声で「こんなのがやりたかったの！！～」「もっとメチャクチャにして！！～」「もうぶち壊して！！」などと人格が壊れたかのようになることがあります。

そして、このようになった女性は施術が終わると必ず号泣します。

これは内に秘めたる感情を吐き出した証拠です。

想像してみてください。

結婚式とかで、学生の頃に不良だった少年が、両親に丁寧語でお礼を言うとき、ほとんどの人が号泣しています。

普段、心の中に感謝の気持ちはあるんだけど、照れくさくてなかなか言葉にできない。なかなか出だせないから心の奥でどんどん鬱積（うっせき）していく…

“照れくささ”というブレーキによって、関止めされていた言葉は、歯止めを外すことによって感情からも歯止めが外れ、涙を堪えきれなくなり、人目をはばからず、号泣してしまうのです。

心理療法でいうところのカタルシス（発散）です。

感謝の気持ちは言葉にしてこそ価値があるのです。心の中でいくら感謝の言葉を述べても相手に伝わるわけもなく、何のなくにも立たないのです。

セックスのときも同じです。内に秘めたるものを吐き出し、相手に伝えてこそ自分自身がトランスに入れるのです。

あなたも一生に一度ぐらい、終わったあとで号泣するようなセックスをしてみてはどうでしょうか…？

別に、催眠術師など必要ないし、セックスが上手な相手も必要ありません。

自分の殻は自分で壊すものだからです。

行為の途中で、相手の男性の目を見ながら「今日はいつもと違うの！！」と叫んでみてください。この言葉を歯止めが外れるまで連呼していると、関止めが崩壊すると共に、大義名分もできるので、心が解放されていろいろな感情が表に出てきます。

どんな自分が出てきてもそれがあなたです。

殻を壊し、本当の自分を出してしまうことで、本物の快楽を味わうことができるのです。

解放といえば、ハンド・ブレイン・オーガズムを施術していると、女性の身体の一部、たとえば右腕とかが小刻みに震えだすことがあります。

これは疲労が溜まった筋肉がカタルシスを起こしているだけなので心配はいりません。癲癇（てんかん）のような明らかに異常な痙攣でない限り、そのまま続けていてもやがて収まりますし、よがり出して大きく姿勢が変わったときに無くなります。

良くないのは、術者のほうが慌てたり焦ったりすることです。

トランスを使った性行為では、心と身体に対しての正しい知識と対応能力が必要にして不可欠なのです。

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