第45回一般財団法人 東京私立中学高等学校協会 生徒写真・美術展 その二 | 絵画的世界の窓

絵画的世界の窓

GALLERYからの景色

 

難波江 春凪「灯火(ともしび)」。

 

電球の灯りの燈す物悲しさ。

辺りにひっそりと影をつくる、

その侘しさの中にこそ雄大にこころ躍る孤独の夢はひらく。

 

 

横山龍「躍」。

 

躍っている(笑)。

 

 

伊藤音愛「窓」。

 

燃える炎の中に、

ほんの少しだけ開いた窓。

今にも何事かを語りかけるような口元にも見えるではないか。

その言葉を聞きたい。

そしてその思いを描いた。

 

 

大島「ふたり」。

 

こう言う構図も珍しい。

何を話しているんだろう。

 

 

石井琴乃「11年目の夏」。

 

永遠の夏。

いつの時代も夏は変わらぬ。

そして夏はあまりに短い。

 

 

加藤美咲「えんてい」。

 

不思議な作品ですよね。

えんていってダムでいいのか?

まあ、なんでもいいんだけど。

自由度が極めて高い。

幻想性の深まる中、

洗濯物が風になびいているのが実にいい。

 

素晴らしい作品の数々。

ありがとうございました!

 

都美術館。

23日まで。

 

Galleryころころ

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