桜が待ち遠しい。
明日12日は 東大寺 二月堂
修二会 の大松明    
関西はこれが済むと
春風が吹くと言われる。
もうすぐ・・ 

弟のさいごの書き込み…
いつか行こうね、奈良へお花見
そんな話をしたっけ

この年造幣局の通り抜けに出かけたとメールが届いた
もうこれが見納めかな…と
自分の道をわかっていた、冷静に事を済ませ…
どんな思いでいたのか私には知ることはできない

桜の下車椅子に腰掛け笑う彼…
そのうち笑顔できなくなるからね…
幸い顔の筋肉のこわばりは遅かった…

おねえちゃん悔しいねぇ
この頃はまだ父も母もいた、父が事あるごと電話をくれるが話せないと…育ててくれたのに不幸して済まないと

ほんとうに奈良が好きだったね
まだまだ若く無茶だっ頃二人でそこいらじゅうを回った、一番は暮れかかる吉野の桜の山で公衆電話から父にコレクトコールしてつないでもらえなかった事
ぶつくさ言いながら暮れた桜の坂道を二人で駆けた

幸い私にはたくさんの思い出が残っている
季節に乗せて皆を振り返ることができる
春は華やかで煌びやかで…反面とても淋しい