大きな変動の時代においてのビジョンとは。 | こんちゃんの「社会世相を斬って、見てみる」

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株価がイラン情勢の影響で乱高下している。

 

 

昨日(1/9)は日経平均が500円以上も上がったが、その前日には300円以上も下げた。

 

 

新年の大発会しか4日しか経っていないのだが。

 

 

株価に一喜一憂されることもないが、それだけ社会は目まぐるしく動いているということでもある。

 

 

一寸先は闇なのかもしれない。

 

 

企業も自社を差別化されたブルーオーシャンの領域で圧倒的でありたいと思っているけれど、なかなかそれができない環境にもある。

 

 

ブルーオーシャンだと思っていたら、あっという間にレッドオーシャンになってしまったということは枚挙にいとまがない。

 

 

目まぐるしく社会が変わっていくと、どうしても物事が近視眼的になってしまい、少し遠い視座を持ったビジョンというものも建てづらくなってきているのかもしれない。

 

 

だが、ビジョンなしに組織は動くのだろうか。

 

 

ビジョンがない時、その組織の構成員は点でバラバラに動き始め、同じ看板は背負ってはいるものの、やっていることもバラバラ、隣の人が何をしているかも分からない、ということなってくる。

 

 

権力の一極集中は国家であろうと企業であろうと、最近良く見られるようになった。

 

 

社会が激しく動いている時に、決断を早くするために権限の集中が行われることもあるのだろう。

 

 

だが、世に言う権力者と呼ばれる人たちの、その行動はあまりに場当たり的で、周りはただただ振り回されているだけ、と言うことも多い。

 

 

ガバナンスということが盛んに言われている。

 

 

権力に対するチェック機能の強化と言う側面が強い。

 

 

だが、言われるほどにはチェック機能が強くなっているとも言えず、またチェック機能が強くなりすぎることへの批判も多い。

 

 

批判するだけの勢力が強くなれば、前に進まないと言うこともある。

 

 

組織もリーダーもチェックする側も、ビジョンを提示する必要がありそうだ。

 

 

将来ビジョンがなかなか建てにくい社会になっているからこそ、確かなビジョンを建てている組織は強くなると言うことかもしれない。

 

 

ただ、困ったことは、リーダーがビジョンだと思っていることが、単に1、2年先の計画目標でしかなかったり、あまりにショボかったりすることもある。

 

 

いきなりイスカンダルに行こうと言っても誰もついてこないが、東京から大阪に行こうぐらいの話なら、別にリーダーに言われなくてもいい。

 

 

それに東京から大阪に行くと言うだけで、なぜ札幌や仙台ではないのか、海外ではないのか、とその行先の時点で議論が分かれ、まとまらない。

 

 

どこら辺の射程の長さの話をビジョンとして掲げるのか。

 

 

私たちはリーダーのビジョンを待っている。

 

 

でも、それは人任せでいいのかともふと思ったりする。

 

 

果たして、自分自身のビジョンを持っているのか。

 

 

どうやら、ブーメランで戻ってきそうだ。

 

 

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