D・D・ウォレンは女性だ。
ボストンの市警の殺人課刑事である。
タフで有能な仕事人間だ。
周りにもタフで有能な女性が集まる。
読者にもタフさを求められる。
痛い! つらい! うらやましい!
痛い! それにしても痛い!
しかし面白い!
シリーズは1冊ごとに話が完結しているので、
お好みのものからどうぞなのだが、
『棺の女』から読み始めるのをおすすめする。
重要な人物フローラが登場するからだ。
「誘拐されましたが、
主人公の働きで、解放されました。
めでたしめでたし」
たいていの話はそれでおわるのだが、
これは「その後」を描く。
しっかりと描く。
最新刊『夜に啼く森』がより感慨深いものになるだろう。
『無痛の子』
『棺の女』 フローラ登場
『完璧な家族』 (レビュー)
『噤みの家』(レビュー)
『夜に啼く森』