永遠の後輩 | 中身はまだない。

中身はまだない。

なんの変哲もない普通の日々を送るただの人の話。

 

私が好きなものはもう30年、下手をすれば40年変わってない。

三つ子の魂百までを地で行く勢い。

 

劇団☆新感線、大人計画、うる星やつら、鬼平犯科帳、グループ魂、Perfume、ずーっと同じ。

 

がんばって若い劇団、新しい漫画にも手を出そうとしたけど続かない。

結局、年上の人たちが見せてくれる、自分には届かない面白いものしか好きになれない。

 

昔は小劇場の若手だった人たちも、今ではすっかり商業演劇の売れっ子になった。

 

私はいつまでも、自分が叶わない年上の人たちが見せてくれる、手の届かないものが好きなだけ。

永遠の後輩気質。

 

若い子のすごさを素直に認めることもできず、若い人がついてくるような技量もなく、

ただただパイセンが見せてくれる世界をうわ~!と享受しているだけの後輩。

そのパイセンたちはとうに50歳を超え、後輩である私も45歳になった。

ゾッとするね。

 

来年はもうちょっとこうなんか、新しい何かを見てみたいし、受け入れるようにがんばってもみたい。

しんどそうやけど。

 

狭い劇場で自意識むんむんの若い役者とかと対峙するのはまだ無理やから、少しずつ…。

お笑いとかならいけるかも。

 

 

でもふと思うと、この30年間、私の好きなものがわりとずっとメインカルチャーであるっていうのがすごい。

1950年から1980年の変化はすごそうやけど、1980年から2010年てそんなに顔ぶれ変わってないんじゃないだろうか。

二丁目ですべってた陣内がテレビの真ん中にいるのを見て、今でも不思議な気持ちになる。

あと何度もカバーされまくるブギーバックとか。

 

もう青春のタームを使い果たした残りの人生をなるべく楽しく過ごしていけるように、

まだ新しいことに耐性が少しでもあるうちに、

とりあえずニッポンの社長あたりから見てみよう。