謎多きチェーン店。 | 中身はまだない。

中身はまだない。

なんの変哲もない普通の日々を送るただの人の話。

 

平日は子供がいない間にとにかく仕事を進めて、

帰ってきたらご飯やら風呂やらの世話、

土日は家中の掃除をしてシーツやら大物を洗濯して

子供の遊びに付き合って……

 

って生活をしてると、アートとかカルチャーとか何の話??って感じになりますね。

 

深夜、録画したドラマを見ながら第三のビールを飲むのが唯一の娯楽です。

 

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食事もとにかくチェーン店が好きなのですが、

その中でも私にとって特別な存在なのが「インデアンカレー」。

 

インデアンカレーは普通のチェーン店とはちょっと違うんです。

 

●むやみやたらと出店しない

 

●メニュー数を増やさない

 

●POPとかを店頭に貼らない

 

●レトルトを出さない

 

●他業種とコラボしない

 

●産地や素材へのこだわりを語らない

 

●会社の理念とか想いを掲げない

 

●社長がメディアに登場しない

 

●ホームページで余計なことを語らない

 

これをやっていないチェーン店が逆にあるのか。

というぐらい、一般のチェーン店がやっていることをやっていないのです。

 

しかもですよ。

どの店舗もレベルが完全に一定水準に保たれている。

 

出店数が少ないからこそだと思うのですが、

どのお店に足を運んでもほぼ同じ味とサービスを提供してもらえるんです。

どんな社員教育をしているとかを一切語っていないのに。

 

噂によると、ごはんを盛るまでに半年、ルーをかけるまでに一年かかるとも言いますが……

とにかく、オペレーションが完璧。

 

席に座ってから札を出して注文を確認、

ピクルスと水とスプーンが出て、

カレーが出てきて、

途中でナプキンとつまようじが出てきて、

お水がなくなったら入れてくれて、

食べ終わっても席を立つまでお皿を下げない。

 

しかもこのカレーが常に、

ごはんの炊き加減、ルーの温かさ、盛られたときの美しさの全てが保たれている……

もう奇跡じゃないですか。

 

これ何回も言いますけど、カレーがどんだけおいしくても

ごはんの炊き方が下手なところはあかんのです。

あと温度。ぬるいカレー(とラーメン)は絶対にあきません。

 

働いている人の雰囲気もなんとなく似てるんです。

職人肌の男性(社員さん)、品よく気が利く女性(パートさん)、大人しそうな若い男性(多分バイト君)。

皆さん穏やかというか、ギラギラしない、クセのない感じ……。

それがいいんです。

 

初めて食べたのはおそらく朝日新聞社ビルの地下。

何気なく入って食べたら甘いのに辛くてええ!?ってなったのを今でも覚えています。

 

 

この謎多きインデアンカレーの裏側を、

見てみたいような、見てみたくないような……

 

そんな気持ちで、けっこうな頻度で「インデアンカレー 求人」と検索をかけてしまうのでした。