2月11日 ケアフードのお話
おゆみ野公民館

参加者 9名 (うちスタッフ3名)

講師 大石麻美さん フラミンゴ隊隊長、スナック都ろ美コアママ
 

    

※フラミンゴ隊は、 重度障害児者の生活に、広く様々な視点からコミュニケーション(ココロの表出)方法を取り入れることで、QOLが真に向上することを願い、活動

 

 

    
※スナック都ろ美は、 嚥下障害がある子を持つ親たちがはじめたコミュニティ

 

 

 

ケアフードのお話

生まれた時のトラブルで脳にダメージが残ったお子さん

リハビリに追われる毎日

でも、食べることをあきらめない・・・と、つながりを作った大石さん

そのつながりで、より手軽にペースト食を作る方法を知ることができたとのこと。

こども園や小学校でも、家で作っているペースト食の方法を伝え給食を提供してもらっているとのことで
小学校の給食の写真を見せてくださいました。

お盆の上には、メニューの品とペースト食が並んでいます。
例えば、スパゲティの横にスパゲティーペーストのお皿がならんでいるといった具合。

これなら、見た目も美味しそうで会話も弾むのではないかと思いました。

 

他にも、ペースト食の作り方だけでなく、半固形物(ペースト食)をお腹に入れることはなぜ必要か、などということを学んだり

食を通して会話が生まれることを実感し、食はコミュニケーションツールだということをつくづく感じたとのこと。
この日の参加者のなかにも、そんなつながりで来てくださったママさんがいらっしゃいました。

調理器具紹介と実食

デリソフターというやわらか食を簡単に作ることができる調理家電(現在販売休止中😢)
まず、食材をデリカッター(食材の繊維をカットするデリソフター専用カッター)で処理します。
フライドチキンもそのまま調理。
 
実食の様子は、こちらから・・・

デリソフターの他にも、口福弁当という柔らか食のお弁当を持ってきてくださいました。

デリソフターで調理したさつまいもをお子さんに食べさせたけれど、ちょっと食べにくそう・・・

その様子を見ていた大石さんが、さっそく口福弁当についてくるという「とろみだし」でとろみを少しつけてみたり
炭酸飲料にとろみだしを加えて、ペースト炭酸を作って試食してみたり
と、調理しながら食べながら、いろいろ試食品ができました。

 

この日の参加者には、嚥下が難しいお子さん連れのママさんの他

医療専門職の方や高齢の家族と同居している方が参加くださいました。

 

高齢者のご家族と同居されている方からは、我が家にとっても参考になるお話でしたという感想をいただきました。
そして、さっそく肉切カッターを購入したとか。

 

また、医療専門職の方とは、食について市民や当事者家族、そして看護師が一緒に考えたり調理実習をする会を開催できればいいですね、と話が盛り上がりました。
大石家では、学校で給食を食べることができていますが、学校によっては難しいところもあるとか。

でも、生活の一部であり、楽しみの一つである食。
みんな一緒に同じものを食べたい、食べさせたい・・・その思いに寄り添うことができたら・・・
と、次年度へ向けての課題が一つできた会でもありました。