毎日新聞、医療プレミアム 2020年11月11日
未来がすりつぶされる~子どもの自死と社会
野澤和弘・植草学園大学教授/毎日新聞客員編集委員
中高年の自殺は減少したが、子どもたちの自殺は増加しているという。
かつて、学校があれた時代があったが、今は驚くほど静かだという。
SNSで「死にたい」とつぶやき、標的にされた子どもたちもいる。
本当に死にたかったのか・・・・
そこに、子どもたちの不安と孤立が垣間見えるという。
そして、一見快活な若者の裏に潜む自己肯定感の低さ。
そこにある、家庭や家族の問題。
知っているようで、知らないことだらけ。
わかっているようで、わかっていないことだらけ。
が、その時代の若者像は、社会が作っているのだろうと思う。
だとすれば、わたくしたち一人ひとりの問題・・・