1月9日(水)5時限目

千葉県立検見川高校、家庭科選択授業(3年生) 6名

キワニス協会より、講師1名

昨年11月、練習用のタオル帽子を作成

1月の授業で、寄付用のタオル帽子とキワニスドールを作成します。

今日は、東京キワニス協会より講師1名においでいただきました。

作成に入る前に、キワニス協会とキワニスドールについての説明を伺いました。

キワニスドールは、真っ白なお人形。入院中の子どもがちがキドールを手にした時、多くの場合、自分の好きな絵を書きます。最も多いのが、お母さんの絵だそうです。

一人で過ごす病院の夜、寂しさからナースコールを押す子もいるそうですが、ドールと一緒に寝ると、ナースコールの回数がぐんと減るそうです。

ぐっすり眠ることは、治療にも役立ちます。

また、プレパレーション(病気や治療の説明)時に役立つちます。多くの子ども達が注射を嫌がりますが、治療の説明をしながら、まずは、子ども達がドールに注射をします。その際、ドールに「いたくないよ」などと声をかける子ども達。いよいよ自分の治療が始まった時、ドールに言った「いたくないよ」の言葉が頭をよぎるのでしょうか。注射の際、泣かないようになる子がいるそうです。

「こうした子ども達を支えるドールたち。上手下手ではなく・・・もちろん上手にできるにこしたことはありませんが・・・みなさんの愛を込めて作ってください」

今日の作業は、ドールの型紙を布にうつし、ミシン掛け。丸い頭の形など、シンプルな人形だからこそ、ミシン掛けのちょっとしたゆがみが、出来上がりを左右します。

でも、生徒さんたちの、しっかりと愛を込めた丁寧な作業に、「みなさん、上手にミシンをかけちます」と講師の方から太鼓判!

辛い治療や入院生活の寂しい思いを、このドールたちと乗り越えることができればいいですね。