読書感想文 } #自分とかないから | maro's diary

maro's diary

私の今までの人生で経験した事やこれからの事を記録として残してシェアをしたいと思います






こんにちは



先日、書店で気になった本を手に取って
何となく本棚に戻したけれど
気になっていた本がありました



私がXで以前からフォローさせてもらっている
@ ed_counseling あかねさん
同じ本をピックアップされていて驚いたと同時に
やっぱり読まなきゃ...! と思って
本日購入して我が家に持ってきました





著者 しんめいP
「自分とかないから」










本は一度読む時と二度読む時で
解釈やストーリーが変わると思っています
特に自己啓発系なんかは
自分の精神状態が上乗せされてインプットするので
何周読んでも面白いと思うのです




今回は一度目の感想として
# 自分とかないから を読んでみた感想文をシェアします










著者であるしんめいPさん
東大卒という肩書きでありながら無職 バツイチ
自身の「社会的 死 」を経験
そんな中出会った "東洋哲学
しんめいPさんの言葉で綴られる思想を読んだという感じ




単純に歴史や哲学の勉強にもなりますが
ここに+a として
「今、リアルで困ってます」という人の感情が
上乗せされる事で
哲学とか思想とかここに出てくる人物達と
私庶民との大きな隔たりを埋めてくれてて


「なるほどね〜」と分かりやすい内容になっている
自分事として考えやすいと思った





読み終えてまず思ったのは
あっという間だった」という事
348P あって中々分厚い

手にとって棚に戻した理由も
「読めるかな?」と思ったから

だけど中身はシンプルでわかりやすい



ギチギチに文字が埋め尽くされているのではなく
イラストを使った説明が多くあったり
コラ画像見てるような(いい意味で)素朴な素材に
クスッと笑わされたりしたのです

なので、ページ数は多くても文字数は少なく感じたし
理解が追いつかなくても
イラストが理解を促してくれたのでスラスラ読めました







ここからは私のただの感想になります


まず、この本で紹介される東洋哲学の思想として
" 無になる " " 宇宙との繋がり "
みたいな、仏教の教えが多く記述されています




私、前にもスピが好きって話をしたと思います


こういう記事までちゃっかり書いてます



だから、仏教の教えとか宇宙との繋がりとか
割とスンッと腑に落ちる体質ではあるんです


読み終えた感想としては
勉強になったし学びになった


本のタイトル
自分とかないから


自分とかあるから
これが私の人生のタイトルです




恐らく筆者の方は皆んなに布教したいとか
「こっちの方が正しいよ」
なんて言いたい訳じゃないと思うので
自由解釈を述べさせてもらいます




やっぱり私は繊細で傲慢な人間なんですね
とても複雑だと思っています

だから、だからこそ人間味のある自分で
今の世界と共存してるな〜(生きてるな)
と、感じられる事が沢山あるのです



悩めば悩む程に自分の糧となっていく
傷ついた分、成長した
模索するという行為こそ自分を確立させてきた


この本に出てくるブッタや達磨なんかも
悟りを開いていたり
無我を説いていたり
言葉を捨てていたり
やり方は違えど、私も自分の中の無の空間に
自分の人生の瞬間を切り取って貼り付けていて
それらが人生となり今になっています



ただその空間を無にするのではなく
(無我とする)
今日までの事を埋め尽くして引き出しを持っておく
これが本書に紹介されている事と
真逆的だと感じた点になります



私が人生上手くいかないと感じる瞬間も
これまでの経験から
私なりの正解(仮定)を導き出してみる
それでも上手くいかない事がほとんど
その度に、また新しい学びを得ていくのです



なので
この本に出会った事も経験の一つ
そして学び、教養の引き出しとなって
私の一部になる事だと思います


自分にはない思想だから、と除外するのではなく
読んだ感想として
今と考えが違うというだけで
私がこの本を読んで学んだ事はいつか糧になる

そういう風に読み終えた後に解釈しました







どこまで自分の頭や領域で
物事を考えたところで
正しさが見つからない事は沢山あります

不条理な世の中だし
結局人間って卑怯じゃないか、なんて思ったり
ヤケクソになる事もあります


そんな時、私はよく宇宙思想を頭に思い浮かばせます
(スピ寄りだから皆んなに理解されないんだけどね)


ここ、地球も宇宙の中の物質でしかないから〜!
と、割り切るんですね
よくやってます、腹立つ事も少し緩和されます



皆んな同じ人間なのに
何を威張り合って争ってるんだろ〜☆ミ

みたいな。



そのくらい俯瞰で考えなければ
自分が納得できない不条理なこの世の中

それで、自分の中の答えを見つけようとすると
ややこしい
というか正解もないんじゃない?

自我を無にして、無我の悟りがいいと思うのは
私も共感できるブッタの教えでした





ただ全て現実で起こった事で現実に生きる私が
それらを乗り越えていかなければならないから


「放置」する事もできるけど
「無視」する事もできるけど
「無我」になる事もできるけど

そこから何も進まない事もあったり
自分の損に繋がる事もあるなと思う



全てを哲学的に捉える事はできない



筆者の方も東大という大学を卒業したけれど
無職になって離婚もして
あらゆる仕事に挑戦したけどニートになった
この経歴があるから
無我の境地に関心があったのかもしれない


仮に、東大卒業して
そのままITの大手企業で優秀な社員にでもなり
役職を得たとしたら
その場から無我の悟りに関心を得る事はあったかな

それ、個人的に知りたい



落ちるとこまで落ちたかも、って思ったり
社会的「」を感じた人間だからこそ
大きな何かや宇宙との繋がりを切り取って
自分の思想に落とし込めるのかもしれない


人は幸せな時には願わない
人は不幸な時に幸せを祈願する

私の自論ですがそう思う



きっと、精神疾患になっていなければ
今の私の人間性は成っていなかったし
起こるべきして起こった出来事として捉えています


でも
あとだし」のような事なんです


精神疾患にならなければ
また別の自分として生きやすい世界だったかもしれない
色々なストーリーはあったはず


ただ、現実に起こってしまった出来事を
悲観的に捉えるより
今日までの自分の行いが自分の味方になるよう
都合よく解釈してるだけとも言えます



それくらいで、いいかなと思います
それもある意味
「自分とかないから」のタイトルのように
結果として
失敗も「別にいいんだ」の考え方
どこか共通点を感じます



まだこれは私が22才で
まだこれは1周目の感想文


生きていて大きな失敗や危機に遇った時
この本に紹介された
東洋哲学の思想がどうインプットされるか?

それも、楽しみになった一冊でした




これを読む事で何か変わる人もいるかもしれないし
実際に著者は
この本を執筆するに至った訳です


本を中々読めない方にも読みやすい本だったので
学びとして
こちらの本はとてもオススメしたいと思います


元々、宇宙思想に興味のある私だけど
そうでない人もこの本で "なるほど" と思えるはず


皆さんにも読んで頂きたいです