Q&A }精神疾患をサポートする家族 | maro's diary

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私の今までの人生で経験した事やこれからの事を記録として残してシェアをしたいと思います





質問ありがとうございます


私も両親も同じような事を経験しています



私の経験談にはなりますが

私は幼少期にADHDと診断されて以来

肩書きとしても発達障害を持って育っているので

精神科受診する度「ADHDだからね」と

話の内容が傾いてしまう事がありました




不登校になった時も抜毛症になった時も

鬱病になった時も摂食障害になった時も


ADHDだから、こういう傾向があって、発症した

みたいな「見解」をされてしまう訳です







でも、本当はADHDって一括りにできなくて

人それぞれの個性や考え方は違うものですよね


お医者様は持っている特性だけを見て判断しているような

そんな事が多かったんです


摂食障害になった原因も鬱病になった原因も

本人しか分からない「生き辛さ」があるはずです






家庭環境が子供に大きな影響があるのは確かです

でも、学校に行ったり社会に出たりすれば

自分vs社会 になって

悩みや生き辛さを感じるシーンがあると思うんです


絶対は存在しないし

家庭環境だけが問題と決めつけられるのは

私は間違っていると思ってしまいます





私自身、家族に対して不満があります

ありました、と言って過去形でもいいのですが

正直、今だって言いたい事は山ほどあるんです




昔、生き辛さを抱え込んでいた時

親には素直になれなかった自分がいました


言葉にして伝えるのも難しかったし

どうせ理解してくれないという先入観があって

話す事を拒んでいたような気がします




それって、親のせいじゃなく自分との相性の問題で

どっちが悪いとかじゃないじゃないですか?


その相性の問題をどうアプローチしていくか

どうやって過ごせばお互い心地良くなるのか


それを模索していくのが、大切だと思うんです




どちらかが、改善しなきゃいけないのではなく

「お互い」が歩み寄る気持ちを持つべきだと

私は思います




娘様が、どのような心境かは分かりませんが

不満がないという言葉で

実は心の中のモヤモヤを隠しているかもしれないし

親御さんに申し訳ないと思って

あえて、隠しているかもしれない




本当の気持ちは娘様にしか分からないんですよね




これもまた、経験談になりますが

親との関係性について私も見直すきっかけになったのが

摂食障害でした



簡単に説明すると

私が「生き辛さ」を認識して自覚したところから

親に対する考え方も変わったんです


要は、当事者である私が親に対する気持ちを

隠す必要がないと思ったから

そこで初めて本音で語り合えた事がありました




そんな自覚を持たせてくれたのは

親のおかげでした



これまでは、何となくわがままで発達障害がある娘

として接していた部分もあったそうなんです


でも、向き合って私が生きやすいようにしてあげたい

そんな願望を絶えず持ってくれていて

真剣に、私という1人の人間と向き合おうと

姿勢を整えてくれたんですね


それが、言葉にせずとも私には伝わったというか

行動や些細な言葉から伝わるんです




そこで、やっと自分も素直になれたなって思います





勿論、質問者様が娘様に対する姿勢に

問題があると言いたい訳ではありません



お互いが今、探り合ってる状態なんだと思うんです

単純に、シンプルに。



どうしてあげたらいいんだろう?

答えを求めても否定されるような言葉が返ってくる

そんな状態では気持ちも下を向いてしまいますよね




お母様は何も間違ってないし悪くありません

何か相性なりボタンの掛け違えのような事があって

気持ちがすれ違ってしまっているだけかもしれない



まずは、お母様や旦那様が

ご自身を否定したり悪く思わないで下さい


そう思っている気持ちは伝わってしまいます


それに、再三しつこいようですが

本当に、どっちが悪いとかないんですよ




答えは娘さんにあるし

娘さんの求めているものはお母様にあるはず



お互いが今、本音で語り合う必要を

どう言葉にするかというより

説明するような、気持ちを一言一言表して

時間をかけてでも、伝えていく事が

何よりのコミュニケーションだと思います




今、毎日お話しされているとの事ですし

それを続ける事を優先するか

その毎日の話し合いを娘さんがどう思っているのか?

それを書いてあげる事をしてみるか



考え方、選択肢は沢山あります



1つ試して、違ったらまた別の事を試して

でも1番の軸としてブレてはいけないし

忘れてはいけないのは「お互いの大切に思う気持ち」です



それを持って行動にして言葉にして

日々、過ごす事で私も両親も関係が良くなりました




長くなりましたが

先程書いた通り、今でも言いたい事は沢山あります


でも両親の気持ちをやっと理解できた私は

言わなくてもいい事や良心を持って取った行動だろうと

考え方の幅が広くなったんですね


親になった事のない私だから

理解できない事があって当然です



だから、今言いたい事や不満があっても

時を選び、言葉を選んで伝えられる

それで関係を保っているような感じです






どちらかが悪いなんて事はありませんし

娘さんを思う気持ちは伝わります

どうか、お母様のお気持ちとお身体を大切にして下さい




何か参考になればと思います