摂食障害から回復した私が思う事 | maro's diary

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私の今までの人生で経験した事やこれからの事を記録として残してシェアをしたいと思います



これまでも摂食障害の回復期の過ごし方について
blogやTwitterなとでシェアしてきましたが
改めて、摂食障害の克服を決めてからもうすぐ1年経つ
今の私が思う回復期について書こうと思います


まず、最近の私の事

食への執着も容姿に対しての執着も無く
食べたいものを食べて
自分の姿に自信を持って(受け入れて)います

回復過食期も治りました
肌荒れや胃の不調、浮腫みや倦怠感もありません
体も心もとても元気です

ここまできてもまだ回復期だと思っています
正直「回復期」のラインがないと思っているからです
確かに心と体が健康になる過程に
様々な障害があってその期間に名前を付けるとすれば
「回復期」かもしれません


でもその名前が意味するもの指すものは
人それぞれであると私は思っています


食べる量や質も体の回復のスピードも
人それぞれでそれぞれが正解であって
間違いも失敗もないので比較する事もありません


ただ、自分がなりたい自分になる為に
今できる事をする積み重ねの期間でしかありません


なので体も心も元気だけれど
私の回復期がいつ始まりいつ終わるのか?
という問いの答えはわかりません
ある意味、まだ終わってないかもしれないとも
今感じている事です





回復期で学んだ事は沢山あります

摂食障害からの回復は体だけでなく心の回復も含みます
心の回復のベースは今の自分と向き合う事でした

そもそも摂食障害になった原因となる
自分の痩せたい気持ちがどこからやってくるのか?
これを知る事だと思います

私の場合ですが

自信を持ちたい
認められたい
完璧に憧れを抱いている

だから目に見える容姿から成し遂げたかったのです

そんな考えから痩せへ執着していました


皆さんも自分の理想ってあると思います
でも現実から離れている分だけ
不安が大きかったりコンプレックスになったり
その一部が目立って心を曇らせたり
他人と比較する対象になってしまうのではないでしょうか?


でも見た目で人間の価値なんて計れません
周りの好きな人信頼を置いてる人が仮に
今と違う見た目になった時に嫌いになりますか?
それでその人の価値は変わりますか?


自分の嫌いなところを知ってあげる
どうして自分の○○が嫌いなのかを考えて
そんな自分を受け入れられるように
自分にある個性に目を向けてみたり

やり方考え方はいくらだってあるので
そのチャンスを自分に与えてあげる事が大切です

他人からの言葉で自分はできていません
自分で気付いて知って自分の言葉で自信を持って下さい


家族の方(サポートする方)に伝えたい事は
気付いてあげられる機会を作る事です
無理矢理何かをしたり言ったりするのではなくって
本人が本人と向き合える環境作りをしてあげて欲しいです


回復期に入ってからは
食べる事への恐怖や容姿への変化が不安で
大きなストレスもありました

でも

そんな今の自分の良いところに目を向けて
良い変化に期待をしていました

そうやって考え方の視点を変えてあげれば
少しだけ楽になれたりするんです


嫌だな、不安だな、怖いなって思う面を合わせれば
ネガティブができあがります
凄いな、頑張ってるな、偉いなって思う面を合わせれば
ポジティブができあがります


シンプルですが、これが私には大きな影響があって
この考え方は回復期だけじゃなくって
今の生活にも、過去の私にも生きる事だなと思います


そして回復期で得た事でもう一つ大切にしてる事は
自分軸で生きる事です
もっとラフに言えば自分勝手に生きる事です

もう少しわがままになってもいいと思います
無意識に利口になろうとしているので
意識してわがままになるくらいで丁度よかったりします

瞬間瞬間で
あっ私無理してるかも?とか
今本音言えてる?とか
我慢してる?とか
自分の心の核にある気持ちに耳を傾けてあげるんです


というか気付いてあげるだけでも違うと思います


私は意識して自分勝手に生きていますが
人が離れる事もありませんし
自分の大切なものを失ったわけでもないです
むしろ
自分がありのままでいられて
自分らしく楽しめていることが
対人関係にも生きています


社会復帰という一つの通過点には
この自分軸で生きる事も大切な事だと思いますし
それを回復期から意識(練習)して慣れる事です
私は本当にそうしてよかったと思っています


自己肯定感を高めるとか
自信を持つとかそんなキラキラしたものじゃなくても
目の前の自分の気持ちに素直になるだけでも
ちょっとずつ生きやすくなっていきました



そして
SNSと距離を置く事です

このblogもTwitterもSNSなので
矛盾にも思えますが
心理的距離といえばいいのでしょうか?

SNSを中心にしない事です
例えれば、言葉を鵜呑みにしない事とも言えます

情報って溢れかえっているけれど
それをギュッと凝縮して可視化できるのがSNSで
短い間にたくさんの情報を目にする事ができますよね

良いように使えばこんな便利な事はないのですが

それを自分の考え方の中心や基本にしてしまって
本当に自分が信じるべきもの
本当に自分が信じたらいいものを
隠して見えなくするものでもあると思います


そこで私がSNSという場所で
何度も繰り返し皆さんにシェアしてきた
比較対象にしないで」という事と
考え方の選択肢の一つとして捉えて」という事
これが心理的距離です


私の回復期の過ごし方をそのまま真似たら
私のように回復できるのか?
いいえ、そうではないと思います


でも軸に自分の信念があって
距離を置いて見た時に
良いとこ取りができると思います


そんな選択肢の一つになったらいいなと思って
私もSNSで色々な事をシェアしています



今のままで何か良い事があるのだろうか?
体型が変わったら全て失うんじゃないか?
過食期が終わらないんじゃないか?

たっくさん不安の種はあると思います
それが回復期です

でも、今考えても仕方が無い事がほとんどです
頭の中でその不安に足を取られていると

行動に移せない=今のまま変わらない=不安は消えない

このサイクルです


一旦トライしてみて
また考える
一旦頑張ってみて
また考える


その積み重ねですこしすこし
良い変化に繋がっています


頑張って回復してみようと思った一歩が
ご飯を食べてみようという決意に繋がり
ご飯を食べてみた一歩が
次は怖かったものを食べてみようという決意に繋がる
必ず次のステップに導いてくれます


 私はそんな毎日の積み重ねと
自分と向き合う事を回復期の重きとして過ごした結果
今とてもとても幸せな日々を送っています

参考になれば幸いです!