前回までは
コンディショニングについて〜プロローグ〜


センスを磨くための
コンディショニングにしていくために
知ってるとものすごく便利な
ことが2つあって
今回と次回で1つずつ紹介していこうと
思います

この2つは
最初は知っておくだけでいいです
理解するのは難しいかも
しれないですがそれでいいです
実際にコンディショニングっていう
ツールを使うことで少しずつ
理解できるようになります

今回のテーマになるのは
『似て非なるものを感じ取る』
です

似て非なるものを悪むって言葉が
あるんですが悪(にく)む必要は
ないんで感じ取るでいいです

一見センスとかコンディショニングには
関係なさそうですが
最後まで読んでもらえれば
わかるかと思います

例えばよく
『勇気と無謀は違う』
って言いますよね
似てるけど異なるものって
たくさんあります
で、この勇気と無謀は違うっていう
表現はかなり
似て非なるものを感じ取れてる
表現です

もしこれが
『君は無謀なことをしてるから
もう少し慎重になりなさい』
という表現になると
実はすごく厄介なんです
言ってることは良いこと言ってると
思いますし、勇気と無謀は違うとも
ほぼ同じような意味にもなるかと
思うんですけどね

似て非なるものを感じ取る
っていうのは
次元のラインを移動すること
です

あなたはその次元のライン上に
いると良くないから
異なる次元のラインに
行かなくてはいけませんよ
って意味で捉えて下さい

勇気と無謀は
次元のラインが違うんです
そして
勇気と同じラインの
対極にあるのは『慎重』
無謀と同じラインの
対極にあるのは『臆病』
こうなります

無謀な人に慎重になれと言っても
その人がいる次元の
対極にあるのは
臆病ですから
その人は臆病なことをし始めます
もしここで
臆病だから勇気を持て!
と言われても次はまた
無謀なことをし始めます

次元のライン移動をしないと
いつまでもそのラインから
抜け出せないんです

そしてその次元のライン移動は
似て非なるものから
していく方がやりやすいです


トレーニングでも使う言葉で
もう少し具体的にいきますよ

『集中』してトレーニングすることは
すごく大事です
この次元のラインで集中の対極に
位置するのは
『散漫』です
(※拡大とか拡散って言葉でも
いいかと思います)

じゃあ
『散漫』してトレーニングすることは
ダメなのか??
答えは
それも良いトレーニングです
出てくる効果は集中とは
違う効果になりますが
散漫したトレーニングは
良いトレーニングになります

言葉だけ見るとダメそうですよね?
注意力が散漫だから事故するんだ!
みたいな言葉もありますしね
でも違うんですよ

集中と散漫は
同じ次元のラインだから
集中が良いトレーニングなら
散漫も良いトレーニングなんです
それが次元のラインが持ってる
本質なんです

じゃあこの
『集中と散漫』とは
似て非なるものはというと
『執着と無関心』です

注意力が散漫だから
事故するんじゃなくて
周りに無関心な状態だったから
事故するんですよ

トレーニングの話に戻ると
仮にあなたの目的が
筋肉の肥大だったとして
目的の筋肉にしっかりと刺激を
入れていくとします

あなたはその筋肉に集中してますか?
それともその筋肉に執着してますか?

どちらになってるかを
はっきり答えられる人って
センスあると思いませんか??
この2つの違いがわかってると
いうことは
次元のラインがわかってるって
ことですから

筋肉に集中してトレーニングを
できた人は筋肥大します
筋肉に執着してトレーニングを
した人は筋肉を痛める可能性があります

この差はでかいと思いませんか?

えー、、、
集中してるつもりだけど
もしかしたら執着なのかも、、、
って思った人は
今どっちの次元のラインに
いるのかはわかりませんが少なくとも
似て非なるものを感じ取る
っていうことはまだ
できていないと思います

この2つの次元を感じ取ることが
できれば
集中したトレーニングも
執着したトレーニングも
どちらもできるようになります

わかるって言葉の語源は
『わける』です
ちゃんと次元のラインをわけることが
できれば今自分がどっちの次元のラインか
わかるようになります

まぁ、どっちもできても
トレーニングの場合は当然ながら
執着したトレーニングも
無関心なトレーニングも
しない方がいいです

わかっててもこっちの
ダメな次元のラインに
入っちゃうんですねトレーニングって、、
だって似てるんだもん

だからずっと気づかずに
執着のラインでトレーニングを
続けてしまうことって珍しくないんです

そりゃあトレーニング効果も
出にくくなっちゃいますよね
せっかく頑張ってるのに

トレーニングしてて
ケガをしてしまったり
運動能力に繋がらなかったりしたら
そのトレーニングはダメとか
しない方がいいってアドバイスを
されることが多いです

筋トレしてるのがダメだから
違うことしなさい
みたいなね
それが例えばヨガだったり
ストレッチだったりするんですが

似て非なるものを感じ取れると
わかります
筋トレがダメなんじゃなくて
今いる次元のラインがダメなだけです
執着・無関心ラインを
集中・散漫ラインに
ライン変更したら
全く問題ないです


さぁ、今回も
ワクワクさせてあげられたかな?
コンディショニングに興味出てきましたか?

ちなみに余談ですし
言葉自体の境目も
若干難しいですが

『楽と苦しい』
『楽しいとしんどい』
この2つは
似て非なるものです
トレーニーは結構ここわかってますよね
トレーニングってしんどいけど
楽しいっしょ?

苦しいことは続けられないですよ
意志が弱いとかじゃなくて
当然のことなんです
で、そのラインにいたら
苦しいのに耐えられなくて
楽なことをし始めます
楽なことは確かに楽ですけど
楽しくはないので
結局楽してる自分に
嫌悪感抱きます

だから頑張らないとって
また苦しいことして
苦しみには勝てないですから
楽にいく〜の悪循環です

トレーニングはしんどいから
続けられないっていう人は
あなたがいてる次元のラインは
実は苦しみラインなんで
しんどいラインに来ましょう

そんなこともコンディショニングなら
教えてくれますよ

プロローグはもう一回続きます
楽しみに待ってて下さい
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