今回でいよいよ
開脚シリーズは終了です
前回まで




前回のアクセサリーエクササイズで
複合的なアプローチを
していくといいです
ってことを書きましたが

今回のアクセサリーエクササイズは
ある程度部位を限定したものになります
じゃあこういう単体を狙ったものは
どう活用していくといいかというと
①アクセサリーのアクセサリーにする
なんか変な言葉ですが
もうちょいわかりやすく言うと
サプリメントと同じと思ってください

複合的なエクササイズは日頃の食事で
単体を狙うものはサプリメント
みたいな感じです
step1〜3までをこなして
アクセサリーエクササイズ1をする
まだ時間もあるから2もしとこうか
みたいなね
順番は別に最後にせずに最初にしても
好きなタイミングでいいです

②チェック機能の役割として活用する
ある程度単体に分けているので
他の要素が混じりにくい分
純粋にその筋肉の硬さや動きの悪さが
チェックできます
この場合硬さや悪さが見えても
結局その改善は複合的なエクササイズで
していく方が僕は良いと思いますが
それが上手くいっているかどうかを
単体で確認していくっていう
感じです

じゃあ活用の仕方はここまでにして
今回紹介するアクセサリーエクササイズで
ターゲットにしているのは
ハムストリングスと内転筋群です

少しお勉強混ぜながらいきましょう
まずはハムストリングス
ハムストリングスは大腿二頭筋と
半腱様筋と半膜様筋の
3つの筋肉の総称です
覚えておくのは
この3つの筋肉は全て
股関節と膝関節の2つの関節を
またいでいるので2つの関節の
動きに関与してきます
股関節を伸展(後ろに動かす)させ
膝関節を屈曲(曲げる)させる
2つの動きです
膝を曲げる働きがあるので膝裏が
伸びない時の要因の1つに挙げられる
筋肉になります

じゃあここを伸ばしていくわけですが
やっぱり膝裏を伸ばしたいから
膝が曲がらないようにして
長座や立位で前屈をかけていく
ストレッチをよくします
これ自体別に悪くはないですが
もしかしたらこれを見ている方でも
上記のストレッチをした時に
こういう経験ないですか?

『なんかストレッチしてる時に
ピリピリした感じがする』

膝を伸ばしてから股関節を曲げる
ようにハムストリングスを
ストレッチしていくと
腰の部分の神経根といわれるところが
数ミリほどですが移動します
それが圧迫されて上のように
ピリピリした感じが出てくる
ことがあります
程度が軽ければそれ自体が
カラダにめちゃくちゃ悪いわけでは
ないですが変に神経根を圧迫すると
step2のゆるみにも影響してくるので
僕はいわゆるジャックナイフ型での
ハムストリングスのストレッチを
勧めています
では、どうぞ!


膝裏を伸ばしたいんだけど
先に膝裏を伸ばしてからではなくて
先に股関節を曲げておいてから
膝を伸ばしていくようにします
こうしていけば腰部での
変な過緊張は防ぎやすくなって
ハムストリングスもゆるみやすいです

次は内転筋群にいきます
筋群というだけあって
上の筋肉の総称が内転筋群です
この内転筋群は
まぁなかなか面白いことがたくさん
ある筋群なんですが、今回は
開脚用なので脱線せずにそこに
的を絞ると
他はどうでもいいってわけじゃないですが
恥骨筋と大内転筋の2つが
開脚の時には影響が大きいです
前回書いたように最終的には
開脚も股関節の複合的な運動ですが
その時にこの2つは特に制限する
要因になりやすいです
ただ、じゃあ恥骨筋と大内転筋にだけ
的を絞ってストレッチ!
ってのも実質的に不可能に近いので
今回紹介するのはこれ!


これはどちらかというと
最初に書いた②の方
チェック機能としての役割が
強くなるエクササイズです
結構簡単にできた場合は
内転筋群に関してはそこまで
気にしなくてかまわないです
もし、骨盤の前傾キープが難しかったり
そもそもできない場合は
恥骨筋・大内転筋を中心にした
内転筋群に問題がある可能性が高いので
step1の骨盤の前傾の練習や
前回のアクセサリーエクササイズの
踵を押し込んで外回旋〜
を多めにしてみて下さい
少しずつできるようになるかと思います
もちろん直接このエクササイズを
していくのもアリです

というわけで今回はこの2つの
アクセサリーエクササイズです
そしてこれで開脚シリーズも終了!

最後に結構大切なことを
総ざらいでお伝えすると
開脚ができるようになるまでの
アプローチ法はたっくさんあります
僕のstep1〜3とaccessory1・2が
1番優れているなんて
到底思ってないです

お!これは良さそうだと
カラダが感じたならどんどん
取り入れて下さい
でも、んー、なんかイマイチわかりづらいし
成長してる気もしない!
って感じたなら捨てて下さい
有効なやつだけ取り入れて
いらなさそうなやつは捨てる!
これで構わないです

開脚に限らずですが
いくら理論的にしっかりしてても
カラダの感覚的にあるいは結果的に
しっくり来なければ捨ててかまいません
まぁこの捨てるタイミングってのも
難しくて僕なんかこんなこと言いながら
簡単に捨てるのもダメですよ!とか
言う方なんで余計にややこしいですが
そういうのも多分今後のブログとかでも
頻繁に出てくると思いますし
それ用で書いてもいいとも思うんで
その辺も楽しみにしててくれりゃあと
思います

次はまた迷信シリーズちょこっと
いこうと思います
楽しみにしてくれる人も
そうじゃない人も
アクセスだけしてくれたら感謝です
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