兵庫県だけ先行上映ってことで

「あまろっく」観てきました。


江口さん好きなんですよね。

表情固いし、キツめの役柄多いし

でも、とても味のある演技をされる女優さんです


しっかし、今回も序盤からキツいキツい(笑)


主人公は子供の頃からかなりの努力家

とっても、とーっても優秀なのに

リストラされてしまいます

(たぶん、理由はパワハラ)


ぐうたらでいい加減で

ずっと嫌悪していた

父親の元に帰るしかなくて

憤慨したまま尼崎に戻ります


対する父親は

そんな事には全くお構い無しで

『祝リストラ』と横断幕まで用意して

お赤飯まで炊いて娘を迎える


これは、いくらなんでも

やり過ぎちゃうん?

と、ツッコミたくなるんですが…

これが終盤、どうして父がこんな風になったのか

後からじわじわきます…


このお父さん

とっても可愛い20歳の女の子と再婚するのですが、

娘に告白する場面が可笑しくて…

でも後半、娘も全く同じなんですよね


蛙の子は蛙というか

家族って面白い(*゚∀゚)


親子の描き方が、すごくうまくて

映画館でもみんな笑ってました(*゚∀゚)


そして、複雑な年の差の

義母と娘


親子というより、友情

戦友のような関係かもしれない


努力家ゆえに、全く努力しない人を許せず

女子同士の関係がいつもうまくいかない主人公


絶対に仲良くなれない

正反対だと思ってた相手が

いつの間にか、守りたい人に変わっていきます


人間関係に関しては

ものすごく不器用な主人公ですが


ちゃんと分かってくれる人がいて


弱音を吐かない人の本当の弱さを

支えたいと思ってくれてる人がいて


そういうのって

結構幸せやん?


リストラ後、完全にニートになってた

主人公もやっと気付きます。



余談ですが


実は、私も阪神大震災のときの被災者です。

あの時の絶望感、やるせない気持ち

思い出して胸が苦しくなりました。


生きているだけで丸儲け。


助けられなかった方たち

亡くなってしまった方たち

みんなの分まで生きていかなくては


生きていくために

苦しみも

悲しみも

全部ひっくるめて

みんなを笑顔にさせる


そんなお父ちゃんは、あまろっく

「お父ちゃんはあまろっくやから」


「食べて寝たら

たいがいの事はどうにかなる」


号泣したり、感動モノ!

というよりは、

とっても温かい気持ちにさせられる


そんな映画でした