2023年10月27日 (金) 晴れのち雷、雨



トントントン…


私「失礼いたします」



・・・この日の午前中、先日電話にて着手のお願いをした江戸川法律事務所に出向きました。






「どうぞー」


会議室の中から江戸川所長の声がしたので、私は扉を開けました。




ドーーーーーーーーン




2回目、、

と言えどやはり3人の弁護士バッジをつけた大人が揃った光景を目の当たりにすると、圧倒されます。





私「失礼いたします」



天海弁護士「お電話で、ご主人の弁護士からの受任通知が届いたと伺いましたが… 」



私「あ、はい。これです」



私は夫の代理人である田畑弁護士から10月19日に届いた"受任通知(連絡文書)"を見せました。






新木弁護士がすぐに3部コピーを取りに行っている間、私は天海弁護士に聞いてみました。


私「受任通知って、レターパックで普通に届くんですね? なんか、もっと速達とか、内容証明とかで届くのかとちょっと緊張してたんですが…」


天海弁護士「そうですね~、まぁ最近はそういうケースも多いと思いますよ」


私「弁護士からの連絡ってだけで無駄に緊張するし…w 向こうも緊迫して送りつけてくるのかと思いました」


天海弁護士「まぁ今回は民事ですし、先方もそこまで喫緊で送ったようではないですね、普通郵便なら。そもそもご主人の法テラスの手続き自体えらい時間がかかってましたもんね」





新木弁護士がコピーを配り、3人の弁護士たちはじっくりとその"連絡文書"に目を通し始めました。

江戸川弁護士「んん? 300万円支払うってすんなり認めちゃってるね、この人」



天海弁護士「ええ… そのようですね。親御さんが支払うと書いてありますが」



江戸川弁護士「う~ん、条件的には、悪くないようだね」



天海弁護士「ええ…そうですね。不動産が売却された残金も支払うと言っていますね。

・・・ただこればかりはいくらで売れるか判らないので少し不透明な話ですが…」



新木弁護士は2人の意見を聞きながら、真剣に手元のコピーを見ながら頷いています。






私「・・・条件的に悪くないことは… 私も理解しています。


ただ、私はこれだけのことをされたこと…

突然、、、

本当にある日突然、、、


人格を否定され、罵られ、人としての尊厳を傷つけられました。

家も突然追い出されましたし、私の家族まで傷つけられました。


・・・条件が良いことは頭では判っています。

しかし、このまま二つ返事で了承するつもりはありません。


そしてこの文書には明確な離婚理由も謝罪も書かれてない。


私は自分の主張と真実を伝えたいと思っています!」




江戸川弁護士「うん、そうですね。こんなこと突然されて、奥さんの気持ちも分かります。


ただね、下手に調停で戦うことにすると、300万円の慰謝料を取ることは難しい… いや不可能でしょう。

減額されるどころかほとんど手元に残らないこともある。


一般的に不貞の証拠があったとしても、慰謝料200万円がよいところでしょう。


ですので、この金額的条件は結構… かなり良い方だと思います。


我々としても、何とかこれは保ちたい。

最低限、この提示された金額は守りたいと思います」










・・・・・

私「あの… 実は・・・」


と言って、私は2ページ分のA4の書面を取り出しました。