11/2ラジオ・ハッピーカフェ 文化の日 | 幸福実現党 こうの一郎オフィシャルブログ

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 11月3日文化の日は1946年に日本国憲法が公布された日です。その半年後5月3日が憲法が施行された憲法記念日となります。日本国憲法が平和と文化を重視しているために「文化の日」と定められています。趣旨としては「自由と平和を愛し、文化をすすめる」とあります。そもそもは昭和22年までは明治節として明治天皇の誕生日の休日となっていました。

 

 この日は皇居で文化勲章の親授式が行われます。また全国でいろいろな文化的な行事もおこなわれます。博物館や美術館を無料にするところもあります。日本武道館で全日本剣道選手権大会が開催されます。

 

 現在の日本国憲法は、米軍占領下で制定されたもので、主権のないときに米軍からいただいた(押しつけられた)憲法です。その前提として、1945年12月15日 神道指令が出され、国家と神道は完全に分離されました。先の大戦で日本と4年間戦い、日本軍の強さを十分理解していた米国は日本弱化にむけて、その一つに国家と神社神道を完全に分離しました。


 日本は日本独自の憲法案「松本私案」制作し旧憲法を元に防衛面や天皇制を含んだものをGHQに提出しました。しかしマッカーサーは「松本私案」には不服として三項ほどのマッカーサー・ノートを作成しています。

 

日本の憲法改正に際して守るべき三原則(マッカーサー・ノート)

1.天皇は国家の元首の地位にある。皇位は世襲される。天皇の職務および権能は、憲法に基づき行使され、憲法に表明された国民の基本的意思に応えるものとする。

 

2.国権の発動たる戦争は、廃止する。日本は、紛争解決のための手段としての戦争、さらに自己の安全を保持するための手段としての戦争をも、放棄する。日本はその防衛と保護を、今や世界を動かしつつある崇高な理想に委ねる。日本が陸海空軍を持つ権能は、将来も与えられることはなく、交戦権が日本軍に与えられることもない。

 

3.日本の封建制度は廃止される。貴族の権利は、皇族を除き、現在生存する者一代以上には及ばない。華族の地位は、今後どのような国民的または市民的な政治権力を伴うものではない。予算の型は、イギリスの制度に倣うこと。


 日本政府は「憲法改正要綱」をGHQに提出しますが、GHQはこれを無視して、GHQ案を日本政府に渡し、これが今の日本国憲法になりました。日本政府は天皇制を残すためにこのGHQ案を呑むしかないと判断し、衆議院に提出、1946年11月3日公布、1947年5月3日施行となりました。

 

日本は無条件降伏を受け入れたようにいわれていますが、このときの無条件降伏は日本軍に対して求められたもので、日本国そのものではありませんでした。

 ドイツはヒトラーが戦死し、ドイツ政府もなくなり、国としての交渉相手がいませんでした。そのためドイツは無条件降伏させられました。しかし、日本は政府も交渉相手(天皇)も存在していました。それでポツダム宣言では条件付きの降伏で、条件としては「天皇制を残すことと究極的な政治形態を決める権利は日本人にある」という回答を得たからこそ『ポツダム宣言』を受諾しています。この時点では陸軍は「負けたのは海軍であり、陸軍は負けていない」としていましたが、最終決断は天皇陛下がご決断されました。

 同年9月2日 東京湾停泊のミズリー号にて日本は『ポツダム宣言』を受諾の調印式が行われ、これにより「条約」となりました。このあと、米国のトルーマン大統領が占領軍マッカーサー最高司令官に「連合国と日本とは契約的基礎の上に立つものでなく、無条件降伏を基礎とするものであって、日本はマッカーサーの命令に遵守するもの」という内容の通達があり、日本国は無条件降伏を受け入れた形になりました。

 

 この様な流れで日本国憲法は制定されています。日本国憲法と謳われていますが、日本人が作っていない日本国憲法です。