西臼杵郡の牛農家にて、
雨の中、翌日の成牛競り市に出す牛を丁寧に洗っていたご夫妻とお話できました。
また、ある牛農家では明日で牛の飼育を止めると最後の1頭の親牛を成牛競り市に出すため、今から牛をきれいにするという御婦人とも出会いました。後継者がいなく、ご主人も他界され、牛の世話が大変と言うことで止めるとのことでした。
中山間地の牛農家の後継者問題は深刻です。若者が継げるためには、努力した分成果が出るような儲かる農業と将来性のある農業になることが不可欠です。そして子供の教育環境と病院の問題も絡んできます。
中規模で繁殖牛を養っている方は山間部のため土地が狭く、希望としてはもっと広く規模を拡大してやりたいとも言われていました。
過疎化が進む中山間地で知り合う方々から「お願いします。見捨てないでくださいね。」と頼まれることがよくあります。一生懸命牛を洗ってるお姿を見ると、何か手はあるはずと思わずにいられません。
帰る道すがら、きれいな虹が出ていました。必ず希望があると天の啓示として受け止めて、帰路に