『ハッピー生涯現役』を目指して | 幸福実現党 こうの一郎オフィシャルブログ

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今月末のHRPニュースのイチローの内容です。

※104歳の現役アスリート「宮崎 秀吉さん」に学ぶ

昨年ニュースで「104歳のシニアアスリート宮崎秀吉さん!100mで世界記録」が記憶に残っています。2014年北上陸上競技場で開かれたアジアと全日本のマスターズ陸上競技選手権大会、4日目、注目の100メートル走に大会最高齢者の104歳、宮崎秀吉(ひできち)さん(京都市)が出場し、会場を沸かせました。ちょうどその日が誕生日で、最高齢104歳になられ、ニュースでの話題となっていました。

大会では100歳を超すクラスに出場したのは宮崎さんのみ。記録は34秒61で4年前にご自身が出した100歳超の世界記録29秒83には及びませんでした。ご本人は100歳以上の短距離100mの世界記録保持者です。

1910年、明治43年生まれ。92歳でマスターズの存在を知って興味をもち、陸上競技を始め、100歳のときに100~104歳男子100mの部で29秒83の世界記録を樹立したそうです。現在も毎朝5時に起きてトレーニングを続けているそうです。

元気の秘訣は
○今日できることは今日のうちに終え、安心して寝る
○腹八分目の食事と最低30回はよく噛んで食べること
○朝昼晩 足踏み体操と関節が固くならないようにヒザの屈伸運動を行います。
○日常生活は、出来る限り自分の力でやります。


※「生涯現役人生」の方法

幸福実現党は「生涯現役人生」を提唱しています。高齢者の幸せのひとつに、健康で長生きを挙げています。先ほどの宮崎さんのように、高齢になっても介護を必要とせず、自分のことは自分で行い、健康であることの幸福を提唱しています。

幸福実現党創始者兼総裁大川隆法著書『生涯現役人生』の中に、実際に長寿のための方法論として5つを教えていただいています。

①楽天的に生きる・・・長寿をしている大勢の方がこのマインドを持っています。「積極主義」とは少し違います。もう少しこだわらない生き方です。基本的には競争世界や多々かにどっぷり浸からない生き方です。

②健康をイメージする・・・自分が長く健康であることを強く信じ、それをイメージすることです。肉体と心は不即不離の関係です。特に高齢になるほど、心の方の先行が大切になります。

③体の鍛錬を怠らない・・・「努力は必ず報われる」医学的に毎年2%体力が落ちて生きます。しかし毎日運動をしていると0.5%ぐらいしか落ちないそうです。お勧めは歩くことです。

④常に新しいことを学習する・・・脳を活性化させるには新しいことにチャレンジすることです。若い頃から鍛えながら、時間がある老後にチャレンジすることです。

⑤他の人から必要とされる人を目指す・・・これは他人に依存せず、必要とされる人を目指すということです。豊かに老後を送るためには、自立独立の気概を持つことで、逆に家族、友人などと上手くように、健康、経済共に準備することです。


※「生涯現役人生」から104歳のアスリート宮崎氏を検証

①「楽天的に生きる」では、宮崎さんは真っ先に挙げられていました。その中でも人から借金をしないなどもありました。1日1日を安心して眠りに入ることは長寿において大切な心構えです。

②「健康をイメージする」宮崎さんは100m走を全力で走るためには当然並外れた健康のイメージを持っているはずです。しかも常識を超えています。100歳で100m走を完走することを考える人はほとんどいません。イメージの力を最高に使っている宮崎さんです。

③「体の鍛錬を怠らない」宮崎さんは毎日5時に起きてトレーニングを欠かしていません。娘さんがサポートしながら、毎日トレーニング内容と体の調子を記録して決して無理はさせません。「継続は力なり」を実践しています。

④「常に新しいことを学習する」90歳でマスターズ陸上100m走に関心を持ち、92歳から本格的にチャレンジしています。凄いチャレンジ精神です。体も活性化しますから、脳も活性化している宮崎さんです。

⑤他の人から必要とされる人を目指す・・・いつも明るく周りの人に元気・勇気を与えています。昨年のマスターズ会場では100m走の世界記録保持者の「ボルト選手ポーズ」をして会場を沸かせています。宮崎さんのような人が存在するだけで希望や勇気をいただきます。

これだけだと、宮崎さんは元々健康でスポーツや運動を続けてきた方と思われるので、以下の事柄も補足させていただきます。

マスターズを始めてからも決して順風満帆ではなく、怪我や故障、大病も患い、2007年には骨折、3ヶ月の車椅子生活も体験されています。92歳で陸上を始めた宮崎さんは、90歳で前立腺がん、92歳で硬膜下出血も経験しています。宮崎さん自身は90歳までは普通の人生を歩まれていた方です。

※「ハッピー生涯現役」人生が高齢者社会を明るい未来に変える

2013年の日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳で、男性が初めて80歳を超えたことが厚生労働省の調査で分かっています。女性も4年ぶりに過去最高を更新しました。

しかし高齢化社会とは介護・福祉・高齢者医療で支援中心の政策なら、日本の未来は暗く重いものになります。当然介護を必要とする人には、充実した介護制度は必要です。しかし、高齢化社会とは支援を受ける人が増えるなら、介護・福祉・高齢者医療の財源はどんどん増えます。また、「若者一人で高齢者一人を面倒見る」という恐怖の予言のような少子高齢化社会では若者はやる気がなくなります。

ある種の試算によると、国民がボケる年齢を一年先延ばしにすれば、年間で1千5百億円ほどの国家予算が浮くそうです。もし、国民の半分ぐらいの人が宮崎さんと同様に健康で自分のことは自分ででき、90歳でも元気な人がどんどん増えれば、医療費や介護費が激減します。

全国では、2013年度の長寿県(左は男性、右は女性)は男女共に長野県です。長野県は日本で一番の長寿県のみならず、高齢者医療費の一人当たりは全国で最低です。「ピンピンコロリ」を実践している長野県に日本の高齢化社会の希望をみることができます。


医療が進歩して、治療などで寿命が伸びた面もありますが、できるかぎり自助努力で、健康で長生きをする人をケア、支援できる体制を作る必要を感じます。

高齢者=老人で介護が必要のイメージを変え、元気でかくしゃくとしている老後をイメージすべきです。「生涯現役人生」や「ピンピンコロリ」を合言葉に、宮崎さんのように若者に希望を与えれるような老後を送る人を増やす政策を持って積極的に取り入れる必要を感じます。

健康で長生きの老後を過ごせる高齢者が増えれば増えるほど、高齢者自身も幸福です。高齢者がいろいろなことにチャレンジできる社会を支援できる政策も必要です。

そして高齢者が自立独立できれば、多くの高齢者が望む、「孫といっしょに暮らす」「子供たちをいっしょに暮らす」可能性が増えます。二世代、三世代、場合によって四世代いっしょに暮らせます。昔のような大家族で支えあう、助け合う、励ましあう家が増え、幸福な家庭が増えます。

幸福実現党の高齢者政策「生涯現役」はこのような幸福溢れる未来社会を目指しています。イチロー自身も「ハッピー生涯現役」を目指しています。