7月22日
本日も素晴しい一日になりますことを、心から祈念しています。
7月25日(土)ハッピーカフェ
ハッピードライブは、宮崎の名所 「堀切峠」をご紹介します。先週が特別企画のため、ハッピードライブがなくなっています。
昭和40年代の新婚旅行ブームで、青島や日南海岸、「堀切峠」は一大観光地となりました。
その頃、フェニックスドライブインとして親しまれた施設が、そのまま現在の道の駅となっています(平成17年4月16日より)。
青島の旧道から山道に入り、突如目の前に太平洋が広がる風景は感動です。イチローも30年前、宮崎に来て、初めて「堀切峠」に来たときに感動は今でも覚えています。
最近は堀木峠は道の駅のある場所が有名ですが、昔は旧道から登った所が名所になっていました。
眼下に広がる太平洋と、「鬼の洗濯板」(昔は鬼の洗濯岩と読んでいました)。「鬼の洗濯板(鬼の洗濯岩)」は洗濯板(せんたくいた)のような形の岩です。 800万年~1000万年前の泥岩(でいがん)と砂岩が交互に積み重なった地層が海の侵蝕(しんしょく)でこのような形になりました。
2010年10月24日に堀切峠の下の海岸に、香港の会社の浚渫船(しゅんせつせん、港などの底を掘り下げて水深を深くする船です。)が座礁(ざしょう)しました。今は、二本の柱が水中からたっているようです。 この船は全長約 100 m、幅約 20 m、5910トンです。
今日は、日本の森林についてお話をさせていただきます。
世界の森林面積から見た日本
森林面積 森林率
北中米 7.1億ha 35%
アジア 5.9億ha 19%
ヨーロッパ 10.1億ha 45%
南米 8.6億ha 49%
アフリカ 6.7億ha 23%
オセアニア 1.9億ha 23%
日本 0.3億ha 66%
世界 約40億ha 33%
(2010年 FAO)
現在は、世界の森林面積は、陸地面積の約3割程度になっています。
その面から見ると、日本は世界有数の森林国です。世界では15番目です。ちなみに第一位はスリナムで94.58%が森林という国です。一体どんな国でしょうか。森ばかり国でしょうか。
ちなみに、先進国の中では第一はフィンランド 72.9、スウェーデン 68.7、韓国 63.0、ロシア 49.4、カナダ 34.1、アメリカ 33.2、ドイツ 31.8、中国 は22.0となっています。もちろん国土の広さを考慮すると別になります。
森林率が高いと「環境資源」としての森林機能が高くなります。表面浸食防止、水質浄化、水資源貯蓄、表層崩壊防止、保健・レクレーション、二酸化炭素吸収などが上げられます。この機能としては、年間70兆円と日本学術会議が試算評価しています。
日本の森林面積は過去40年間増減がありません。これは、自国の森林資源を使っていないということです。日本の森林資源に対する年間伐採量は0.53%です。アイルランドは4%以上、フィンランドも3%を越えています。
そのため、日本の森林は高齢化が進んでいます。伐採しないために若齢の森林が少なくなっています。 45年以上の収穫適齢期の森林の割合が多くなっているということです。ある意味宝の山 です。
今からすべきは、成熟した森林 を伐採して資源として使い、次世代に向けて、若い木を植えることです。林業においても今が改革のチャンスです。守るべき森林と使うべき森林を明確にして、長期戦略で日本の森林を積極的に活用するときが今です。
宮崎県の森林率は、76.18で全国で9番目です。ちなみに第一位四国の高知県です。森林率は84.33です。第二位岐阜県、第三位島根県、第四位長野県、第五位山梨県です。宮崎県は九州ではNo1です。