相変わらず雅を求めて、『源氏物語』関連の本を読んでます(本編を読みなさいなと誰かが心で囁いていますが😅)
今は平安文学サロンといえば、この方と思っています。山本淳子さんの『平安人の心で「源氏物語」を読む』を読み始めています
そこで、あまりに有名な冒頭。
「いずれの御時にか、女御、更衣、あまた候ひたまいけるなかに、いとやんごとなき際にはあらねど、すぐれてときめきたまふありけり」
源氏物語を習ったのは高校生の時で、私と同年代の方だと大抵の方が枕草子と比べて『をかし』と『あわれ』の文学の比較をさせられてという授業だったと思います。(私はそうでした)
で、源氏物語も腰を据えて読み始めて、わからないことをこうして調べながら読んでいくと、えー! ということが様々ありまして、あー、だからこんなにも当時、話題になったんだと今回思いました。
帝の結婚は政治的行為であって恋愛じゃない。だから、この冒頭で一気に読者をひきつけんですね。うーん、そう思うと凄いなぁ。身分の低桐壷を寵愛してはいけんのですから、そこから始まる物語に当時の人々はびっくりしたんでしょうね(´ε`;)ウーン…
ですが、現実の帝がそれはできないわけで、実際に身分の低い母親を持った皇子もいるけど後ろ盾がないから大変だったと思いますし。
まだ読んでいる途中ですが、読みながら、そうか平安の同人誌と言われる意味も分かるなぁと思いつつ、読み進めています。
そして、この時代は楽しいけど、私に雅は遠いです(笑)
あとは相変わらずの平行読書の日々。あと少しで『言語(略)』を読み終えます。やっぱり言語学は面白いなぁ、と思いつつ読んでます♪