ほしかった、と、持っている子に
いったあと、回りに誰も
いなくなるまで
ロビーで泣き続けたももちゃん。
この先、何年も何回も
こんな思いをさせるなら
いっそ、ピアノ自体を
辞めさせてあげたい
とまで、思うババ心
何度も、練習中
出来なくて泣くので
息子、主人から、やめさせろ！
と、キツくいわれた時は
ババは、全然悪くない。
ピアノは、ぜ～ったい
やめない！わかってないんだから！
と、言い返したももちゃん。
まだ、四歳。
息子、主人、嫁
⁇⁇
えっ⁇そーなのー
じゃあ、泣かないでやらなきゃ
それから、毎日、朝晩
熱があっても
動けるならば、5分でも
ピアノを弾きにくるようになり
夢の一つ
ト音記号のついた大きなトロフィー
コンクールでの金賞
を、手にいれたのです。
体調不良で、当日まで、参加が
危ぶまれた昨日一日の中で
発したことばは、か細い声で
『行くの』と、一言
そのあとは、何も話せず
一週間、ピアノを触れず
食事も取れず
点滴中には、入院とまで
いわれながら、熱が下がれば
出掛けていいといわれ、、
奇跡的に、当日36.8に下がり
何とか演奏
そのあとも、一言も発せず
ぐったり。
表彰式は、いいから、帰ろう
という、いつも、どこへでも
アッシーをしてくれる
主人にいわれ
とにかく、時間まで車で
寝させることにし、
この表彰式にでなければ
あとで、絶対後悔する、、
絶対、何かのトロフィーは
取るから、あと10分頑張りましょう。
そこで、ももちゃんが一言行く、と。
嫁に、ドレス持っていきましょう、
と。無理を通す私に
主人はすぐ、出れるように
車にいる、と。
ドレスに着替え、
金賞、で、名前を呼ばれたときに
初めて、笑顔を見せ、
壇上では、本当に嬉しそうに
していました。
まだ、五歳の子が
真剣に臨んでいるのです。
お願いがあります。
主催者側も、真剣に臨んで
いただきたいのです。
名前も番号すらも、呼ばれない
コンクール
実は、予選のY会場と二度に渡り
続けて、不祥事の当事者に
なってしまいました。
舞台の番号と演奏順のズレ
番号より、ひとつ早い番号のときに
嫁が、足台を持ってあらわれ、
おいっ！次、ももちゃん⁇
ビデオ、本人だけいいといっといて
間に合うかな、っていうか
何で？大丈夫なの？とズレてるよ。
あわてた中でのビデオ撮影となり
聴く耳さえ、私も動揺し
準備できず、、最悪
そのあと、他の子の聴く予定が
ロビーのスタッフにいいにいったりで
あとの演奏者はきけず、、
前回の予選では、
誰の評価か審査員の講評が
わからなくなり、
照らし合わせていたため
結果発表の時間より
張り出しが、
2時間半遅れる不祥事に
見舞われたばかり
発表には、Bの子の名前がAにあり
混乱の様子が手に取るようにわかり
保護者に、多分奨励賞
だと、思うのですが、、と対応
ももちゃん、予選トップ通過で
たぶん、後ろにある
ももちゃん、初のトロフィーは、
ひとつは、彼女のだろうと。
しかし、渡される、気配がないので
私がいうと、えっそうなの？
みて、名前が貼ってあるでしょ。
と、私。
あっそうです、はい。
と。
おめでとうございますもなく
渡されました。
後日のお詫びには、トップ通過の
方にはトロフィーが、ございます、
名乗りでてください、と、
書かれていました。
コンペのお手伝いをしていて
裏方も経験があるため、
いろいろわかります。
本当に大変なんです。
分厚い、一日の流れの
マニュアルが、送られてきて
先生方はリハーサルの時間がない為
頭に叩き込み、当日
自分の持ち場を全責任をもって
こなします。胃がきりきり
頭が、ガンガンします。
どの会場も、気持ちよく
安心して、演奏に
集中できるように、番号送りは
マイク放送にするとか
○番欠席です、を言わずに
二枚めくりしたかと思うと
二人目、欠席の子は
マイクで○番欠席です、と
いってみたり。
インフルなどで、お休みの子の
対処方法も、事前の打ち合わせを
しっかり、お願いしたいと思います。
いろんな意味で、手放しでは
喜べない、賞ではありました。
番号のズレは、審査委員長が
みんなで、声をかけあって
今、何番よね、大丈夫ね、と
しっかり、わかっていましたよ
と、安心する納得の
コメントを下さいました。
先生方、長丁場に渡る
審査、温かいコメント
まことに、ありがとうございました。
