長いです。


非加入者を非難する人であっても、実は組織は必要ないと思っていることも少なくない。


ではなぜ加入し続けてるのか。


・子どもが人質のようで怖いのか
・同調圧力が強くて耐えられないのか
・会費を払わずボランティアからサービスを受けるのは気が引けるのか
・自分だけ少数派になるのが怖いのか

・周囲から何を思われるか不安なのか

・任意だが、それでも加入するのは当たり前だと思っているのか

・単純にPTAを理解していないのか


原因をいくつか考えてみた。


第一に、揉める原因は金だと思う

血縁間で揉めるのも大抵金銭問題
家族でも揉めるのに他人と揉めないわけがない

会費は純粋な運営にだけ使用すればよいのに、支援対象(子ども)に何かを配布という余計な行為をしているがために揉める。


配布が必要なら学校が配布しますよ、各家庭から徴収したお金で。

間に入らないでいいです。
物ではなく、会員の行動をサービスとして提供すればよろし。

ボランティアですので、サービスを提供したい希望者が活動する。


金が絡むと額関係なく人間たちは憎しみを生みだすので、専門家でもないただの保護者の寄せ集め達が扱える代物ではない。

それは、会計報告を見ると分かる。

毎年の会計を前例踏襲しているだけとすぐ分かる。

本当にその会計は支出されてるか領収書載っているのか?残高については、口座の残高証明書載せているのか?

会計に詳しくないのにどうやってお金の管理ができるのか甚だ疑問です。

…ちょっと道が逸れました、すみません。



第二の原因は、高い加入率だと思う。

設立当初から「任意」であるはずが、加入が当たり前の強制となりほぼ100%の加入率を維持


そりゃ、加入率ほぼ100%となれば同調圧力も強いだろうし、周囲が加入して当然の感覚であれば1人違う行動を取ることに引け目を感じるのは分からなくもない(数年前までは引け目しか感じていなかったが今は何も感じなくなった)


では、もし加入率が半分、いや4割を切ったら、どうするのか。

それでも何だかんだいって運営方法に文句を言ったり非加入者を非難したりしつつ加入し続けるのだろうか。


ご近所とPTAの話になり、うち辞めたの。お宅も?え?○○ちゃんちも?となったら話は変わるのではないか。

そうなったら今まで非加入者を非難してたはずなのに、手のひらを返したように考えが変わるのではと予想している。


非加入者が増えることで子の不利益なんぞ怖くないし、同調圧力も感じない。

周囲の目も気にする必要がない。


人間は都合のいい生き物ですからね、生きやすい方に流れるのはごく自然なことかなと思いますけどね。


ここで、ひとつ本をご紹介。


ここに、こんなことが書かれていました。


 「世間体」という具体的なかたちになっていないだけで民衆による強烈な統制力と、その時々の流動的な倫理によって形成される正義感によって、思想や行動の自由が容赦なく規制された、窮屈な環境の中に置かれている


「世間体」って本当に恐ろしいですよ。



あとは、そうだな

第三の原因は、(任意という名の)強制かな。


ただの「強制」より任意(言ってない所もありますが…)ですがやってもらいます系の「強制」の方がたちが悪い。


「あそこんちは役員やってないのに」

「旗当番あそこんちだけ来たことない」

自分はこれだけ犠牲にしてるのに…ってやつですね。任意って分かってる、でも、、でも、、、

いわゆる「妬み」「嫉妬」

よく聞くのが「ズルい」


ズルいって羨ましいっていう意味で合ってるのかな。

でもボランティアはそういう性質のものなので、、、としか言えませんね。


他人のことばかり目をやらずに、自分のことだけに集中すればよろし。

よく言われませんでしたか?

「よそはよそ。うちはうち」って。

他人の行動を非難しても何も得しませんよ。

それに疲れるでしょう。


強制する団体を変えるのは大変なので、

すぐ出来ることとしては

①他人はほっといて自分のことにだけに集中する

②羨ましいので自分も辞める

この二択。


ここでも先ほどご紹介した本(生贄探し)を少し。

非常に興味深い内容であり、まさしくPTAというコミュニティーそっくり。


「出る杭は打たれる」は日本特有の諺 


日本人の社会的振る舞い(礼儀正しい、真面目、協調性など)の本質はスパイト行動から来ており、自分が怖い目に遭わないための同調圧力に起因するものではないか

他人が得をするのが許せない→winwinよりも私が損をしているからお前も損をすべきだというloseloseを指向する構造を持っている

ひとりだけ抜け駆けしようとするやつは寄ってたかって袋叩きにする


スパイト行動 とは、根性論、美徳を振りかざして他人を追い詰める、理不尽な倫理観でねじ伏せる(モラハラ、パワハラ)行動のこと→お前のためだ、自分が苦労したからお前も苦労すべきだなど



思いついた原因を考察してみたけど他にもあるかも。

そもそもPTAというものを理解してないってのは、個人的な知識の問題。

本読め、調べろ、ですね。


不要だと思ってるのに何故加入し続けているんだろうかと疑問でしたが、なんとなく自分の中でまとまりました。

イヤだけど続けているのは理解したけど、それと非加入者を非難するのは土俵が違う。


非加入者としては非難される筋合いはないし、自分で選択した結論を他人に評価されてたまるか、とも思う。

他人が出した意志決定にケチつけるのだけは大人として恥ずかしいので止めましょう。