先日の舞台、加藤直演出お馴染みのメイク、皆顔に白いタッチを入れるというふうにしていた。
タッチの入れ方はそれぞれ自由、私は片目の下に小舟のような白を入れた。後輩が頬に白を入れていたので「はたけが出来てるよ」と冗談で言ったのだけど、意味がわからなかったらしい。え、そういえば小学校の頃にしか聞かなかったけど、まさかこれも熊本弁なのか？
と思ったがオロナインを見て一安心。「はたけ」とバッチリ書かれてあるではないか。地方民はこんなところでいつもビクビクしている。オロナインは言語に怯える地方民の精神をも落ち着かせてくれる。優しい。
「疥（はたけ）」は「単純性粃糠疹」という子供に多く見られる皮膚病の俗称なのだそうだ。漢字まであるんだからマイナーなはずはない、と思いたい。
思い返せば、岡田あーみん先生の「こいつら100%伝説」にも登場しているではないか。熊本弁であるはずなどなかったのだ。
ちなみに「はたけ」と画像検索してみると、疥とはたけばっかり出てくる。畑など眼中に無いのだ。
はたけにはオロナイン。