ふくらすずめ | まほろばピエロ~島田大翼のブログ~

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オペラシアターこんにゃく座の歌役者・島田大翼のブログです。



ふくらすずめ」とは、寒さに全身の羽毛を膨らましてまんまるになってしまっているすずめのこと。画像検索すれば可愛いやつらがたくさん出てくる。たまらない。


高島屋 呉服部

ふくら雀」は帯の結び方の名前にもなっている。上の写真の雀はちょっと元気が良いようだ。ばたついてる。美しい。

ラミ虫

すずめは可愛いし振袖も美しいから良いんだけど、「フクラスズメ」とカタカナで検索するとまったく違う世界の始まりを見てしまうことになるので注意。「フクラスズメ」は蛾の名前なのである。この蛾、確かに胴体がもふもふしていて、膨らんだ雀に似ている。

上にある下手くそなイラストはフクラスズメの幼虫を描いたつもりのもの。こんな感じの毛虫をご覧になったことはあるだろうか?私の幼少の頃には何度も大量発生を目の当たりにしたものだった。

そのとき呼ばれていたこの幼虫の名前は「らみむし」である。ラミ虫。名前からしてもう気色悪いイメージしか無い。ロッテには申し訳ないけど。なんだよラミって。

しかしその後「ラミ虫」という名前を知っている人に出会ったことがない。インターネットで検索しても一切出てこないんだからよっぽどのことだ。もしかしてうちの実家…それも母方の実家でしか使われない言葉なんだろうか?と思ってしまう。同じようにラミ虫を調べてここに辿り着いた方はぜひ連絡をください。興味深いから。

ここで私なりの分析というか、考えを記しておく。「ラミ」というのは、もしかしたら「膨らみ」のことではないだろうか…?元々の名前は「フクラスズメ」。転じて「膨らみ虫」などと呼ばれていてもおかしくない…かもしれないではないか。それが縮まって「らみ虫」、どうだこの説。ねえ。