こんにちは、こんぺいとうKIDSを主催している内山です
総合リハビリテーション 2018年 4月号 特集 障害児の学校教育と学外活動
2,484円
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こちらの医療雑誌から
特集『障害児の学校教育』のレビューです。
①動向と課題のまとめはこちら
今回は②「アメリカの特殊教育の歩み」についてまとめます。
海外の障害児教育はどうなっているのでしょうか?
障がいをもつ子どもたちのための連邦法(IDEA)が
1990年に制定される。
以前の法律との違いは、
一般級または地元学校内の中で
障がいをもつすべての子どもたちが
障がいのない子どもたちと一緒に
教育を受けることが保証されたことです。
大まかには2つのサービスがあります。
①乳幼児のための家族とその生育環境についてのサービス
②3歳から21歳までの教育に関するサービス
ただ、特殊教育を受けるには
IDEAによる細かいカテゴリーでの評価が必要となること
学習が困難な場で、学力の向上に必要とされると
判断されたときのみ適応になります。
その他、
リハビリテーション法の504プランという
「公共サービスを受ける際
障がいを理由に、その個人を排除することを禁じる」法律もあり
IDEAによる基準に合わず特殊教育が受けられない場合は
504プランが適応されて
一般教育への配慮がなされるケースもあるそうです。
アメリカの学校教育は
「どうしたらその子どもが一般学級で
一般カリキュラムを学ぶことができるのか」
が基盤になっています。
こうした統合教育の学習効果として
障害をもたない生徒の学習能力は
分離教育の場合と同等あるいは向上した、
という結果が出ています。
特殊教育を行う教員や
教育をサポートするための道具
テクノロジーを利用するための知識経験なども必要ですが、
日本でも、統合教育がもっと進むと良いですね