兄貴・丸尾孝俊さんとの出会いVol.13 2023年11月⑧兄貴邸最終日 | 兄貴・丸尾孝俊さんとの出会い

兄貴・丸尾孝俊さんとの出会いVol.13 2023年11月⑧兄貴邸最終日

 

エイトリゾートビラにやってきました。

 

 

ヌガラ最終日はこちらにお世話になります。

 

 

エイトリゾートビラに来たのは7年ぶりですが、
メンテナンスが行き届いており、
当時とまったく変わっておりません。

 

 

バルコニー。

 
 
お部屋からの眺め。
 

宿泊、長期滞在が可能なビラのご案内はこちら。

 

但し、現在は利用できないビラや、

ここに掲載されていないビラもあります。
(ビラ27はここには載っていませんが、宿泊可能です)。

 

宿泊費もビラによって異なりますので、
送迎代も含め、兄貴に会いに行かれる際は、
DMMオンラインサロン、アニキリゾートライフにご加入の上、
お問合せください。
 
アニキリゾートライフのご加入はこちらから。
兄貴邸最後の夜も、夕食会からスタートです。
この日のお夕飯はバクソスープと兄貴特製の野菜鍋。
 
兄貴邸でのお食事はいつも野菜が中心。
日本食寄りなメニューも多く、
暑さで弱っている胃腸には、とてもありがたいです。
 
 
満面に笑をたたえる兄貴。
お食事中も、質問や相談が飛び交います。

 
「信頼関係を保つために、兄貴が日頃から気をつけていることを教えてください!」
 
「裏切らない。これ絶対や」
 
「なぜ絶対なんですか?」
 
「かつて大切な人を裏切り、傷つけてしまった。
自分は裏切ってるつもりはなくても、相手にとっては裏切りと映る場合もあるねんな。
信頼を失ってもうて、許してもらえんかった」
 
「最終的には、許してもらえたんですよね?」
 
「許してもらえたと思った矢先に、きっぱり言われた。
割れたガラスはガムテープで張り合わせることはできても、元には戻らないと」
 
「きびしいですね」
 
「深く深く傷つけてしまったねや。追いかけて何回も謝って、
何年も謝って、ガムテープにこぎつけただけでもラッキーや」
 
「ガムテープですか。そこで終わりにしないんですか?
きっぱり言われたのなら、信頼関係はそこまででは?」
 
「元通りになるまであきらめないねや。完全に許してもらえるまで頭下げるねや」
 
「兄貴は、去る者は追わないんじゃないですか?」
 
「勝手に去っていく人と、傷つけて去ってしまった人とでは違うねや」
 
「兄貴でもそんなことがあるんですね」
 
「俺だって人間や。間違いだってある。今だって、これからだって間違うねや」
 
「今後の信頼を育む教訓として、過去にしてしまうこともアリですね」
 
「過去にはできんのや。進行形がええねや」
 
「とはいっても、相手が戻らないって言ってるんですから」
 
「絶対に失いたくない信頼は、絶対に取り戻すねや。
何事もあきらめない限り、終わらないねや」
 
兄貴の顔から笑顔が消え、真顔でこられたため、
質問したゲストの方は黙ってしまいました。
強面の兄貴に迫力負け、といっては失礼なのですが。
 
 
 
「あんまりしつこいと、もっと嫌われちゃうかも」
 
兄貴、スタンプのみ。
 
 
 
「割れたガラスなんてほっといて、
新しいガラスに取り換えればいいのに」
 
 
 
兄貴、スタンプのみ。
 
 
 
私、スタンプのみ。
 
 
 
「傷口に塩塗りこめんといてや。
深く反省しとるさかい」
 
 
 
「いきなり弱気になられても」
 
 
 
「ガラスのハートになったねや」
 
 
 
 
「泣き落としですか?」
 
 
 
「目的達成のためには、いろいろやるねや」
 
 
 
「誠意がない謝罪は、永遠に認められることはないでしょう」
 
 
 
悲しそうにこちらを見る兄貴。
そうですね。今日は最後の晩ですから、
あまりいじめないでおきましょう。
 
 
談笑に戻る兄貴。
 
もう今夜でお別れなんだなあ。
毎日会っていたけれど、明日からはもう会えない。
 
何だか急に淋しくなってきました。
 
 
初めてお会いしてから、12年が経とうとしています。
 
お互い頭に白髪が混じり、体形も崩れてきて、
年齢を隠せなくなりましたが、

無事なお姿を見ることができ、安心いたしました。

 
今後、世界がどうなっていくのか想像もつきませんが、
(兄貴は何となくわかっているようですが)
また元気で再会できることを祈るばかりです。
 
 
その後は、もうメールを入れることもなく、
兄貴の横顔だけを見ていました。
 
ゲストの皆さん、明日の朝が早いということで、
その日は珍しく、24時でお開きに。
 
私はビラのチェックアウトを15時まで延長しているため、
もう少し兄貴と話していたかったのですが、
他のゲストの皆さんと一緒においとますることにしました。
 
言えば、兄貴はきっとつきあってくれることでしょう。
ですが、兄貴は明日も明後日もゲストをお迎えするのです。
そして皆さんが帰ると言うまで、何時まででもおつきあいするのです。
 
たまには、明け方まで起きていない日があってもいい。
 
そんなのは私の勝手な思い込みで、
兄貴は本当は、夜通し起きているのが好きな人かもしれない。
このまますぐに休むわけではないのかもしれない。
 
それでも、連日、酷使している喉を休めてほしかった。
身体を休めてほしかった。
兄貴はそんなこと、望んでいないかもしれないけど。
 
兄貴が一人でいられる時は、今ではトイレだけになってしまった。
 
 

ビラに戻ってからも私は寝付けなくて、

ベランダに出て星空を眺めていました。

 

その晩も…兄貴からのメールはありませんでした。