母のところに行ってきた。
特に問題はなさそうで、何より。
今日は、いつもより、正常。
昨年の股関節の痛みを思い出して
「手術して、本当によかった、全然痛みがないの。」
なんて言ってたし。
私と妹は、手術に至るまでのほうが大変だった。
すこし痛みが治まれば、手術はまだしなくていいと言い、
痛たければ、早く病院を探してくれと泣きついてくる。
それにどれだけ振り回されたか!
で、そのことを言うと、
母は必ず、話題を変えてくる。
言われたくないのだ。
「迷惑かけてごめんね。
おかげでよくなったよー。」
って言えばいいのに…。
『家で死ぬということ』 石原結貴著
お医者さんが書かれた、
在宅での看取りの本を何冊か読み、
いい最期を迎えるには、在宅がいいのかしらと
思っていました。
甘かった。
生活の大変さを甘くみていた。
生活するって、手がかかる。
元気でいる時は、気がつかないけど、
いざ、出来なくなってみると、
いかに人の手助けが必要か、わかる。
きれいことじゃない。
その様子が、まあリアルに書かれています。
在宅の看取りの現実を知ることができます。
家で死ぬと決めたお父さん。
その思いを尊重した筆者。
遠距離で、仕事をしながらの介護。
想定外のことも、たくさんある。
父親の行動も、理解できない。
が、介護する中で、
お父さんの思いが分かっていく。
そうなると、娘としては、、、
泣いちゃうよ(T_T)
私も母の気持ちが理解できるときが
来るのかなあ。
親の最期もそうだけど、
自分の最期も考えないとなあ。
知らないことが多すぎだし。
余談です。
病気が治るかどうかも大事だけど、
話をきちんと聞いてくれて、
患者の意思を尊重してくれる。
そんなお医者さんに出会えたら、
治療はほぼ成功じゃなかろうか。