五月になりました。

しかし、今日は暑いなあ。

ひんやりした空気が全然ないびっくり

カラダより、心がついていけないよ。

 

『俺に似たひと』 平川克己著

 

  

 

自分の父親の介護の物語です。

あとがきに「介護には普遍性がある」とありました。

本当にそうだなあと思います。

具体的な事柄は違っても、親の老いが深化していく様子や、

それを見守る介護者の気持ちは、

どうやら共通しているみたいです。

読んでいて、「わかる、わかる」がたくさんありました。

 

お父さんが

「がんばれって言うけど、がんばっているんだよ」

と話す場面は、う~んと唸ってしまった。

常に、お父さんの気持ちを考えて、世話しておられたと思います。

でも、どこかでその意識が薄くなるときがある。

 

わたしの場合も、母の気持ちを第一に考えようと思っているのに、

いざ、顔を合わせると、詰問かお説教です。

彼女なりに頑張ってるんだよなと思うのは、

いつも帰路についてから泣き笑い

 

筆者とお父さんは

「長い間、ろくにコミュニケーションをとってこなかった」関係。

が、介護することにより、自分は父に似ていることに気がつく。

世話をする中で、老い、父親、関係を見つめていく。

深い考察に、私の気持ちも整理されました。

 

絶賛介護中の方はもちろん、

介護ってどんな感じ?な、お若い方にも

読んでいただきたい一冊です。

 

最後に。

筆者に、この本を書くようにすすめた編集者、白石正明さんの

『ケアと編集』も面白い一冊です。