7月になりました。

今年も半分終わってしまったのね…。

と言われても、ピンとこない。

教員生活が長かったせいなのか、

一年は4月始まりだと無意識に思っている。

7月なんて、今年の4分の1が終わっただけ。

まだまだ、先は長いよ~って感じです。

 

毎日、蒸し暑い(*_*;

気がつくと、汗をかいてるのですが、

これが臭いのなんのって、

ホントにもう、ひどいよ、マジでガーン

年々、臭いがキツくなっているような気がする。

やはり、加齢のせいでしょうか…。

 

昔の人は、ニオイ対策をどうしていたのでしょうね。

平安貴族が香を焚くのは、よく知られていますが、

庶民はそんなことできないだろうし、

お風呂だって、入ってないでしょ。

やはり、相当のニオイだったのか?

 

『通言総籬(つうげんそうまがき)』 いとうせいこう訳

 

  

 

作家の島田雅彦さんが編集した日本文学全集(全30巻)。

面白い試みなのは、古典の訳を作家さんがしているところ。

例えば、紹介したこの11巻は、

『好色一代男』を島田雅彦さんが、

『雨月物語』は円城塔さんがそれぞれ訳しています。

 

『通言総籬』の作者は山東京伝。

いとうせいこうさんが訳しています。

内容は、いとうさん曰く、

「最新ワードで描く吉原」

「遊廓最新情報」

これを読めば、当時の流行が分かるわけです。

 

現代の人にも分かりやすく、

かつ、本来の雰囲気を壊さず訳すのは難しい。

と思うのですが、楽しみながら、するすると読みました。

 

注がたくさん付いていますが、

この内容がまた絶妙にいいんです。

洒落てるんです。

山東京伝も大満足するんじゃないでしょうか。

面倒だからって、飛ばしちゃだめですよ~。

 

花魁は、さぞかしいい香りがしたでしょうね。

その匂いだけで、恍惚としてしまいそう。