やっと、梅雨入り。

夏至に梅雨入りなんて、不思議です。

蒸し暑いのは、体に堪えますが、

適度な湿気も必要です。

お肌の乾燥が気になる年頃なものでして。

 

そうは言っても、この時期は天候のことを考えると

外でのイベントは計画しにくい。

となれば、読書でしょ。晴耕晴れ雨読雨

 

『イラク水滸伝』 高野秀行著

 

  

 

最初に言っておきます。

分厚いです。

でも、それに恐れをなして、

読まないなんて、もったいないです!

 

湿地帯に暮らす水の民がいるということを聞いて、

筆者の高野さんは、その民に会いに行こうとします。

場所は、古代文明の発祥地、チグリス・ユーフラテス。

湿地帯には、犯罪者や反逆者が逃げてきていて、

地元の人も、危険な場所だと言ってます。

冒険にはうってつけの場所なんでしょうね(^^;

 

ちなみに、表紙の舟は高野さんのもので、

現地の人に、注文して作ってもらったものです。

必要だったかもしれいけど…、舟、作っちゃう?

 

湿地帯の民の暮らしが、

これまた、想像を超えていて、ものすごく面白かった。

古代シュメール人と同じような生活をしているみたいなのです。

 

家は葦で作ります。

あっと言う間にできちゃう。

葦で作る浮島なんです。

はっ? 何、言っての? って思いますよね~。

お読みいただいて、お楽しみくださいませ。

 

やりながら考える、地元アフワールの人々。

そんな無計画でいいのって、心配になるのですが…。

日本人は、やる前に考えすぎる。

それって、時間の無駄かもと思ってしまった。

考える前に、やっちゃう。

そのほうがタイパがいいかもしれない。