4月も下旬になり、ようやく頭のほうも
切り替わってきたみたいです。
気がつくと、「仕事の準備はどうなってたっけ?」
と考えてたのですが、
この前から「そうだ、準備しなくていいんだなあ。」
と思えるようになりました。
意外と時間がかかった(^^;)
『先生、どうか皆の前でほめないで下さい
いい子症候群の若者たち』 金間大介著
ええー、思いっきりほめてました。
だって、ほめて伸ばすんじゃないの!?
ほめるのも、みんなの前のほうが効果的。
そう思ってましたけど…。
いまどきの若者は、違うのです。
そういうのは、要らない。
特に、みんなの前では。
(ははは、私、散々、やってきちゃったよ。)
ほめられて、周囲から浮くのが怖い。
大人(教員、上司など)が思っている以上に
同調圧力が強く、目立ってはダメなのです。
という説明に、思い出したことが…。
そのクラスは、何を言っても反応がない。
授業内容で、「どう思う」なんて聞いても、
もちろん反応がない。
それなら、「昨日の体育祭はどうだった?」
なんていう質問なら、反応するかと思いきや、
……………。
永遠に続くかと思われる沈黙。
目の前に生徒が見えるけど、それはまぼろしで、
この教室にいるのは、実は私ひとりなの?
そう思えるくらい、反応がない。
ちなみに、筆者の金間さんは
「宇宙空間にいるような静けさ」
と表現しておられます。
よーく、わかる。
見事な比喩です。
書かせると面白いことも書いてくるし、
主張もちゃんとある。
でも、なぜ、反応しない?
「周囲から浮くのが怖い」
これが理由だったか。
腑に落ちたと同時に、
若者にそう思わせる社会に問題がある
と思いました、
そして、そういう社会してしまったのは、
大人である私の責任でもあるんだよね…。