せっかくなんだから、もうちょっと天気も気を遣って

お花見日和にしてもいいのでは?

と思うつまこです。

ちなみに私はまだ、桜を見に行っていません。

だって、寒いんだもん。暖かかったら、行きたい。

って、わがままだなあ、じぶん。

 

4月になって、最初の土曜日。

新入社員の皆さま、さぞかしお疲れのことと思います。

なにがなんだか、分からないまま、

ものすごい量の情報を浴び、頭も体もへとへとでしょう。

そんな時は「好き」が効くと思いますよ。

推しとかスイーツとかゲームとかドラマとか。

推しの顔をみてるだけで、充電されていくのが分かるラブ

 

『完本 アイヌの碑』 萱野茂著

 

   

 

碑は「いしぶみ」と読みます。

川越宗一さんの『熱源』を読んで以来、

アイヌに興味がありました。

が、何を読んでいいのか、分からず。

司書の先生に相談して、勧められたのが、この本です。

 

著者の萱野さんの自伝なのですが、

アイヌの歴史、生活、風俗がよく分かります。

アイヌは神や自然に敬意を持っているのですが、へりくだってない。

神とも対等なのです。神を叱ったりします。

川で溺れ死んだ人が出たら、川の神にむかって、

あなたが油断していたから、このような犠牲者がでた。

これからはこのような事故が起こらないように

しないといけない、と言うのです。

そう考えるかー。確かに、それも一理あるなあ。

 

アイヌは口承文芸、口承文学だけあって、

萱野さんの記憶力は、すごい。

子どもの頃のことや、人の名前、数字など

かなり昔のことでも正確に覚えています。

 

大変、面白く読みました。

この季節はバタバタしている方も多いと思いますが、

お時間を作ってでも、読んでいただきたい一冊です。