常々、神様はSじゃないかと思っていたのだが、
この一月一日の地震で、ますますその思いが強くなったつまこです。
神様、ちょっと意地悪過ぎやしませんか?
昨日のような今日があり、今日のような明日になる。
そう思って生きている。
いきなり、暴力的に「いつも」の生活が終わるとは思ってない。
災害で日常が失われるように、戦争でも日常は失われる。
『戦争日記 鉛筆1本で描いたウクライナのある家族の日々』
オリガ・グレベンニク著
ロシアのウクライナ侵攻が始まった日からの出来事を綴った本です。
筆者は絵本作家、イラストレーターとして活動しており、
文章と共に絵も添えられています。
鉛筆だけで描かれていて、それが非常時だということを、
一層意識させられます。
すべてのハリコフ(ハルキウ)市民は、地下室に閉じこもり
わたしたちの街が破壊されていく様子を携帯電話で見ている。
わたしたちが何年もかけて築き上げてきた街だ。
公園、動物園、家、そして道。
もう何も残らないだろう……。
少しずつ、長い時間をかけて、作り上げてきたものを、
理不尽に破壊されてしまうのは、本当に悔しい。
それも災害などではなく、隣国からの攻撃によるものなんて。
ただ、これは戦争による悲劇なのだ。
戦争は人間が始めるもの。
そう考えれば、こんな悲劇はなくせるはず。
どうすれば、心穏やかに暮らしていけるのか、
自分に問うていくのが肝要でしょう。
戦争を起こさないためには、私も何かできるかもしれない。
でも、災害はね…。
神様、もうちょっと優しくして。
心からのお願いです。