スバル・フォレスターのオイル漏れ修理 | 近藤自動車整備工場のブログ

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スバル フォレスター(SG9) 平成16年式 走行距離124000km


ディーラー営業マン所有のお車で、エンジンルームから煙が出るとの事で、修理のご依頼がありました。


引き取りに行き、エンジンをかけるとオイルの焼けた臭いがありましたので、すぐ症状は確認できました。徐々に煙も出てきました。


工場で早速診断です。






何となく予想はしていましたが、ヘッドカバーからオイル漏れがありました。






漏れたオイルが真下にあるエキゾースト・フロントパイプに付着して煙が出ていました。



後付けの油温メーターのセンサーハウジングからもオイル漏れがありましたが、締め直して漏れは止まりました。



スバルのボクサーエンジンはスペースが狭いので、邪魔な物を外してスペースを確保します。



左側のヘッドカバーが見えてきました。





外した左側のヘッドカバー。




右側のヘッドカバーを外していきます。





外した右側のヘッドカバー。



外したヘッドカバーを洗浄しました。


古く硬化したヘッドカバーガスケット。





新品のヘッドカバーガスケット。




それぞれエンジンに組み付けていきます。









タイミングベルトカバーのボルトが1本脱落していましたので、新しく1本とりつけておきます。






次にパワステポンプからもオイル漏れがありましたので、リビルトパーツ(再生部品)にて交換していきます。



外したパワステポンプ。






リビルトパーツのパワステポンプ。




エンジンに取り付けていきます。




ベルトを張って、フルードを交換とエア抜きして完成です。




暫くエキゾーストパイプに漏れたオイルが残っているので、煙の臭いは残っていますが、洗浄して煙の発生は無くなりました。



最近はこのフォレスターも見なくなりましたが、良い車なので維持できる限り乗っていて欲しいですね。