ディーラー営業マン所有のお車で、エンジンルームから煙が出るとの事で、修理のご依頼がありました。
引き取りに行き、エンジンをかけるとオイルの焼けた臭いがありましたので、すぐ症状は確認できました。徐々に煙も出てきました。
工場で早速診断です。
何となく予想はしていましたが、ヘッドカバーからオイル漏れがありました。
漏れたオイルが真下にあるエキゾースト・フロントパイプに付着して煙が出ていました。
後付けの油温メーターのセンサーハウジングからもオイル漏れがありましたが、締め直して漏れは止まりました。
スバルのボクサーエンジンはスペースが狭いので、邪魔な物を外してスペースを確保します。
左側のヘッドカバーが見えてきました。
外した左側のヘッドカバー。
右側のヘッドカバーを外していきます。
外した右側のヘッドカバー。
外したヘッドカバーを洗浄しました。
古く硬化したヘッドカバーガスケット。
新品のヘッドカバーガスケット。
それぞれエンジンに組み付けていきます。
タイミングベルトカバーのボルトが1本脱落していましたので、新しく1本とりつけておきます。
次にパワステポンプからもオイル漏れがありましたので、リビルトパーツ(再生部品)にて交換していきます。
外したパワステポンプ。
リビルトパーツのパワステポンプ。
エンジンに取り付けていきます。
ベルトを張って、フルードを交換とエア抜きして完成です。
暫くエキゾーストパイプに漏れたオイルが残っているので、煙の臭いは残っていますが、洗浄して煙の発生は無くなりました。
最近はこのフォレスターも見なくなりましたが、良い車なので維持できる限り乗っていて欲しいですね。