デリカ スペースギアのオイル漏れ修理の続きです。
次はヘッドカバーパッキンの交換です。パッキンが融着と硬化で全く剥がせません。無理に剥がそうとするとヘッドカバーが変形してしまうぐらいなので、一晩灯油に漬けときました。
一晩漬けたパッキンは柔らかくなり、当初よりかは剥がれてくれるようになりましたが、それでも気を使いながら2人がかりで一日中作業しました。
これからは組付けです。
インジェクターも外したので、Oリング等を新品に交換しておきます。
タイミングベルトも交換です。よく見るとひび割れが出ていました。
新品
テンショナ、プーリー類も交換です。
クランクシャフトのスプロケも錆で固着していたので、メーカーの指示通り対策品に交換しました。
クランクシャフトのセンターボルトも交換です。
ボルトの形状が変更されています。
ウォーターポンプも交換です。合わせてヘッド廻りの水廻りのパイプ類のOリングやパッキンも同時交換です。
サーモスタットも交換です。
カムシャフトとクランクシャフトのオイルシールも交換です。
ヘッドカバーのオイル漏れによりオイルに浸かってしまったプラグコードも交換します。
このデリカはここまでの一連整備がほぼ1セットとされるので、お客様には負担の大きいメンテナンスです。しかしこれで暫くは安心して乗っていただけると思います。スペースギアもまだまだ現役ですからね。