銀座松屋で開催中の、


ミヒャエル ゾーヴァ展に行ってきました。




乙女の整理収納レッスン



ミヒャエル ゾーヴァさんはドイツの画家で、


絵本の挿絵でとても人気のある方です。


お人柄は、穏やかで素朴な感じのする


65歳くらいのおじいちゃん。




展示会では130点もの挿絵や広告の原画が


飾られていましたが、


個人的にときめいたポイントのひとつに、


会場で流れるインタビュー映像の中で見た


彼のアトリエの様子がありました。





彼独自の整理整頓美学を感じる、

一流の仕事場だったからです。






まず、アトリエ全体の雰囲気。


窓が大きく 壁も家具も白塗の木でできた明るいアトリエは


絵の具に模型に作品達と


それなりにたくさんのモノにあふれているのですが、


全く雑然としていません。




それぞれが実はとても合理的に置かれていて、


不必要なモノ・使っていないモノがないことが


画面を通しても感じられます。







そして、置いてあるモノひとつひとつを


大切にしている空気。




例えば、


彼の机には筆洗いのビンが置かれているのですが、


灰色に変色して形も歪んだ、見るからに年季もの。


けれどこれがとても良い味を出しています。


『誰かからもらったマヨネーズの空きビンを


 使ってみたら意外に使い心地がよくて、


 かれこれ25年くらい愛用中』なのだとか。






ミヒャエル ゾーヴァさんの、


アトリエや道具に対する愛情が伝わってきて

ここにいるだけで幸せなんだろうなぁ


というのが感じられる、素敵な仕事場でしたアート






もちろん展示会のメインは、


そんな一流の仕事場から生まれた かわいらしい作品たちです。


銀座松屋にて11日まで開催していますクローバー