以前のブログで、ATM遺伝子変異を有する癌はプラチナ製剤とPARP阻害剤が効きやすいらしいと書きましたが、これを裏付けるような結果となりました。

 

12月末、妻はIP療法(シスプラチンとイリノテカン)を2クール終え、MRIで効果判定をしてもらいました。

 

結果、肝臓の直径6cmほどあった一番大きな腫瘍は半分程度に、数cmあったものは画像上黒くなり壊死ているようです。1cm以下の小さいものの半分は画像上消えました。

2か月前のCTでは20個弱あったものが、今回のMRIでは壊死したものも含めて約10個に半減しました。

 

すい臓の腫瘍については、画像が鮮明でなくあまり良くわかりませんでしたが、大きくはなっていないようです。

 

ATM遺伝子異常=プラチナ製剤が必ず効くわけではないと思いますが、妻の場合は効いてくれました。

主治医に感謝です。

 

NET-G3の患者にはプラチナ系がほとんど効かない(先生によっては絶対に効かない)と言われていますが、身近な人でも3人(内1人はG2 )に効いています。試す価値はあるようです。

 

ただし、シスプラチンは基本最大6クールしかできないと思うので、いつまでもこの治療ができるわけではありません。

とりあえずもう1クールして、T医科歯科へ行き、手術に持っていけないか相談することになります。