私は岩手出身でして、実家にはお盆お正月の年2回帰省をします


今回は夏の帰省であった不思議体験を語りたいと思います





数年前の夏


妹と一緒に遠野に行ってみたいね!


という話になり車に乗り2人でおでかけをしました


目的の遠野のカッパ淵まではそこそこ距離はあるものの、ドライブがてら女子が2人いれば話も尽きないわけで


楽しく現地へ向かっていたのですが


北上を抜けて遠野に入った辺りから腕に妙な違和感が……


妹も同じ違和感を持ったのか


「ねえちゃん…気づいた?」


「うん、妹も?」


「腕?」


「わかる!腕にいるよね」


2人揃って同じ違和感がありました


例えるならば、昔お祭りで売られていた“だっこちゃん人形”


アレが腕にぶら下がってる感じです


掴まれてるけど、ふんわり、きゅっとしめられてるくらいなので痛くはなかったですね


怖がらせるつもりはなくて


むしろその逆


『いらっしゃい』と歓迎されている感覚でした


流石、妖怪のふるさと遠野


出迎え方もそれっぽいキョロキョロおばけ


2人とも感覚はわかるタイプではあるものの


視えるタイプではなかったのでどんなのがいたかは知らぬまま


もののけ姫に出てくるコダマみたいなのだったらいいね〜とオタクの願望丸出して


腕にいるであろう、だっこちゃんモドキを妄想ニヤリ音符


妄想が膨らんでいるうちに目的地に到着車





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