近隣の中学校から4人の中学生が職場体験に来てくれました
一日目の様子はコチラ
2日目のこの日は「読書バリアフリーサービス体験」と、「図書入力体験」を午前・午後に分けてチャレンジしてもらいました。
というわけで、こちらは「読書バリアフリーサービス」です。
まずは、金光図書館の読書バリアフリーサービスについてのPR動画をみてもらいました。
その後二人には、毎年この時期、点字図書の利用者さんに送っている点字付きのカレンダーに付けるお手紙をパソコン点訳してもらいました。
・分かち書きをする。
・のばす「う」は「-」で入力する。
・「○○へ」は「○○エ」、「○○は」は「○○わ」と入力する
などの点字の決まりを説明したあと
さっそく、点字のお手紙を点訳ソフトで入力しました。
2人とも、「点字ははじめて」とのことでしたが、とっても上手にパソコン点訳できていました
お手紙のデータをUSBメモリに保存したら、青い鳥点訳グループ事務局に持っていき、点字プリントしてもらいます。
印刷したお手紙は、ミシン線で一枚ずつちぎって
カレンダーと一緒に丸めて、宛名の紙を一番上にして巻いたら、テープで止めて、できあがり二人ともとっても上手でした。
点字の利用者さん、来年のカレンダーとお手紙、楽しみにまっていてくださいね
そのあとは、お昼まで小学校の点字体験授業に持っていくお土産用のポチ袋を作ってくれました。二人とも「楽しい」と言いながら、休憩もとらずに一つでも多く作ろうと、お昼の時間ぎりぎりまでがんばってくれました。
簡単に作り方を説明しただけですが、二人で作業を手分けして、連係プレーで丁寧に、かわいいポチ袋をたくさん作ってくれていました。
最後にKさんから、お礼のポチ袋をプレゼントしました
これで終わってもよかったのに、その後もまだ続けて作ってくれていた二人。少しでもお役に立とうとする姿がとっても素敵でした
さて、午後は男子の二人が「読書バリアフリー体験」です。
この二人は4年生の時に点訳と音訳の体験授業を受けた子たちだったので、「覚えてる?」と聞くと、「うーん?」と記憶があいまいなようでしたが、動画を見ているうちに「思い出した」と言ってくれました
その後、音訳雑誌の利用者さんに送るデイジーをCDに焼いてもらいました。
焼けたら、プレクストークで再生できるかをチェックして
CDにタイトルを書いてケースに入れます。
最後に、点字用郵便の袋に入れて出来上がり
その後、音訳図書の利用者さんに送るデイジーをサピエ図書館で検索して
利用者さんが好きそうな本を選んで
ダウンロードしてから、CDに焼いてもらいました。
プレクストークから「デイジー図書です」とアナウンスが聞こえたら、完了です☆
2人とも、頑張ってくれたので利用者さんに送るCDがたくさんできて、とっても助かりました
予定より早く終わったので時間まで
雑誌のファイル作りをお手伝いしてもらいました。
テプラに雑誌のタイトルと発行所名を入力して、出てきたシールを貼ってもらいます。
もう一人の子には、三段ラベルの記号を入力してもらいました。
来年用のファイルがたくさんできて、担当のKさん大助かりです。
最後に、Kさんから二人へお礼のポチ袋のプレゼントしました
活字による読書が困難な方々のための「読書バリアフリーサービス」ですが、図書館にこういうサービスがあることって、実はあまり知られていないんです。
もらった方が「かわいいな、このポチポチはなんだろう?」と興味を持っていただくきっかけになればと願っています
聞かれたら、ぜひ今日学んだことを教えてあげてくださいね!
次回は、2日目の「図書資料データ入力体験」についてレポートします