小学校点字体験☆10/16 | 金光図書館覚書

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この日、金光吉備小学校4年生のクラスに、青い鳥点訳グループと金光図書館スタッフ&職場体験の中学2年生の女の子3人と「点訳・音訳ボランティア体験」授業に行ってきましたニコニコ

 

教室につくと、休み時間の間に準備☆

中学生さんたちが、点字器や資料をみんなに配ってくれて、とっても助かりましたクローバー

 

その後、全員の自己紹介を簡単にしたあと

青い鳥点訳グループ」の自己紹介もかねて、3分ほどDVDを見てもらいました目

青い鳥点訳グループのイメージキャラクター「はっP♪」ちゃんが、点字図書を作る以外の、刑務所の点訳指導や沖縄盲学校への献本などのいろいろな活動について紹介してくれましたセキセイインコ青

 

その後、Kさんが点字のしくみについて、簡単におはなししましたメモ

 

「点字は、ローマ字に似ていて、基本の『あ・い・う・え・お』に⑥の点をつけるだけで、『か・き・く・け・こ』になるんですよ~」

というと、手元の一覧表を見ていた子たちから「ほんとだー!」「おもしろーい」という声が聞こえてきましたニコニコ

そのほか、「こんこうとしょかん」は、点字表記だと「コンコー トショカン」というように、伸ばす音の「う」が「ー(長音)」になること、名字と名前の間は1マス空けることなど、点字の決まりを教えてもらって

 

さっそく点字器を使って、練習用紙に「メ(六点全部打つ)」から打ってみましたニコ

 

「上手に打つとプツプツいい音がするよ」

と言うと

「音がしたー」

とうれしそうな子どもたちでしたニコニコ

練習のあとは、目の見える人も見えない人も読める「バリアフリー名刺」を作りましたチケット

名刺サイズの点字用紙に、ペンで名前を書いたら(見える人用)、点字器に挟んで名前を打ちます(見えない人用)。

 

「名前以外にも、自由に書いていいよ!」というと、ゲームのキャラクターの台詞や、将来の夢を書いているお友だちもいましたウシシ

 

今回は、名刺ができた子から中学生のお姉さんに「点訳・音訳ボランティア体験」の冊子に、サインをしてもらっていました鉛筆

 

その後、名刺ができた子から、点字のテプラのような機械で名前のシールを作りましたニコニコ

 

パソコン入力が難しい子には、中学生のお姉さんや、周りのお友だちが助けてあげていました。

 

休憩をはさんで、次の時間はスタンプラリーのような感じで、

「見えにくいを体験しよう」のコーナーでは、ロービジョンメガネをかけて、間違い探しをしてみたり

日用品についている点字をさがして、読んでみたり

「耳で聞く絵本をつくろう」コーナーでは、一行ずつ音訳(ももたろう ばんがいへん)をしてみたり

点字のキーホルダーで、ポチポチしてみたり

点字と活字が一緒になっていて、見える人も見えない人も楽しめる、「バリアフリー絵本」を読んでみたり

パソコン点訳で、「ももたろう ばんがいへん」にチャレンジしたりと、あっという間の1時間でしたニコニコ

 

無事、スタンプがたまったお友だちから、みんなへ手作りの

はっP♪ちゃん・はっぴっP♪くんキーホルダーと、リーディングトラッカーをプレゼントしましたプレゼント

 

キーホルダーは、音訳のキャラクター「はっぴっP♪くん」が少なかったので、レアキャラのような感じで、当たった子は大喜びでした爆笑

 

その後、みんなが読んでくれたデータを少し編集している間に、生まれつき目の見えない息子さんを子育て中のKさんが視覚障害の方への接し方について、おはなししてくれました。

 

「目の見えない人は、かわいそうな人でも特別な人でもありません。工夫すればみんなと同じようにいろんなことができます。もし、街で困っている人を見かけたら、声をかけてあげてください」

最後は少し時間が足りなくなってしまったのですが、みんなで音声版「ももたろう ばんがいへん ようしょう山のまき」を聞きました。みんな、とっても上手でした乙女のトキメキ

 

後日、職場体験の中学生さんからのおたよりには

 

・点訳・音訳のボランティアというものを、初めて知り、興味をもちました。大人になったら、自分も役に立ちたいです。

 

・パソコン入力を打つのが苦手な子がいても、まわりのみんなが教えてあげているのを見て、すごいと思いました。

 

・今日の経験を将来にいかしていきたいと思いました。

 

などの感想が書かれていました。

 

また、4年生のみなさんもお礼状をくださり

 

・一番楽しかったのは、自分の名前を点字で打ったことです。おすときにポチってなるのがおもしろかったです。

 

・ぼくが心にのこったのは、「ももたろう ようしょう山ばん」がおもしろかったです。ぼくが声をふきこむときには、自分の一番の声でしました。もう一つ心にのこったのは、目の不自由な方の体けんです。見えにくくなるメガネをかけてまちがいさがしをしても、ぜんぜんわかりませんでした。

 

・目の不自由な人は、すごく大変だと思っていたけど、みんなと同じように生活したりできるということを初めて知りました。目の不自由な方を見かけたら「何かお手伝いは、ありますか」と声をかけようと思いました。

 

などと書いてあり、この体験を通して、こちらが思っている以上にたくさんのことを学び、感じ取ってくれたようで、とってもうれしかったです。

 

お世話になった先生方・中学生のみなさんも、本当にありがとうございましたクローバー