高校生・読書バリアフリーサービス見学☆7/12 | 金光図書館覚書

金光図書館覚書

金光図書館のいろいろを ご紹介したいと思っております。
どうぞ よろしくおねがいします。

この日、鴨方高校3年生5人と引率の先生が、読書バリアフリーサービスの見学に来てくれましたニコニコ

 

(2年生のときに、選択授業で点字を習っていた皆さんです)

はじめに、児童コーナーで、点字や音訳図書の貸し出し等をはじめとする金光図書館の読書バリアフリーサービスについて、DVDを見て頂きました。

その後、「読書バリアフリー資料展」コーナーで、触れる名画の本や、指で読む漢字学習の本、デイジー図書やプレクストーク、LLブックなどの図書をご紹介し、実際に触れてもらいました。

つづいて、こちらは「拡大読書機コーナー」です。

レバーを動かしたり、ダイヤルを回したりして、読みやすい大きさ・色に変えて読書することができます。

 

どなたでも館内でご利用頂けますので、小さな文字が読みにくい方は、ぜひご利用ください。(老眼鏡もカウンター前にあります)

つぎに、書庫1層に下りてズラリと並んだ点字図書を見てもらいました。

 

これらは、全てボランティアさんが作ってくださり、青い鳥点訳グループが寄贈してくださった点字図書です。一つ一つ手打ちで作っていた昔の点字図書と、最近のパソコン点訳の点字図書を見比べてもらいました。

 

また、ラベルの色の違いについて「赤いラベルは青い鳥点訳グループのボランティアさんが点訳してくださったもの、黄色いラベルのは岡山刑務所の受刑者の方が点訳してくださったものです」という説明があり、みなさん興味深そうに聞いて下さっていました。

つぎに、3階の青い鳥点訳グループ事務局を見学させてもらいました。

 

まず、カタカタと音を立てて印刷している点字プリンターを見てもらいました。点訳ソフトを使ってカナ入力したデータを、点字で打ち出すことができます。

 

こちらは、点字の読めないご家族にも読んで頂くことができるように、墨字と点字が両方出せるプリンターです。

つぎに、テーブルに座って点字と墨字で書く「バリアフリー名刺」作り体験をしました。

高校では、普通の点字器で読みと書きで逆になっていましたが、青い鳥で使っている「トツテンくん」は、凹ますのでなく、ふくらませるので、読む向きで打つことができます。

みなさん、さすが点字経験者だけあって、とっても上手に打てていましたキラキラ

そのほか、ロービジョンメガネで色々な「見えにくい」を体験したり

ソースやジャムなどの身近な商品に付いている点字を見つけて読んでみたり

絵本のパソコン点訳にもチャレンジしてもらいました。

「う」で伸ばす音を「-」にしたり、「~は」を「~ワ」にしたりの点字の決まりを、始めは忘れていたようですが、声をかけるとすぐに思い出して、みなさん上手に分かち書きをしながら、点訳できていました合格

また、千円札と五千円札の違いを、触って見分ける方法・スマホのアプリ(シーイングAIなど)で見分ける方法についても勉強しました。

そして、時間があまったので、iPadの点字学習アプリでクイズにもチャレンジしてみました。楽しく点字が身につくので、オススメです。

がんばったみなさんに、読書バリアフリーサービス担当Kさんから、手作りのブライユペーパーポチ袋をふたつずつプレゼントしましたプレゼント

 

さいごに、「なにか質問はありますか?」と尋ねると先生が「一人ずつ、感想か質問を言っていきましょう」と言って下さり「点字のことが深く知れてよかった」「点字以外にも色々なものがあることがわかった」という感想や、「どうして点字をしようと思ったんですか?」「大変なことは何ですか?」などの質問がありました。

 

毎回一方的な説明だけでしたが、このように最後に想いを聞かせていただいたり、質問に答えることができて、とても新鮮で嬉しかったです。

 

なにか、みなさんの心に残ったり将来のお役に立てることがあれば幸いです。また、いつでも図書館に来てくださいね!ありがとうございましたクローバー