青い鳥点訳グループは、毎年この時期沖縄盲学校へ点訳図書を寄贈しています。
約50年前、まだ本土復帰前だった沖縄に旅行した青い鳥のボランティアさんが、たまたま盲学校を訪れた際、点字図書の少なさに心をいため、自分たちで点訳した児童書を贈れないか?とグループに相談したことから始まった活動です。
以後たくさんのボランティアの方々が関わってくださり、今日まで続いてきました。
今年は、50回という記念の年なので、1年半ほど前から願いを立て、青い鳥点訳グループの代表と、金光図書館職員有志で「第50回沖縄盲学校献本式」に行かせて頂くことができました
当時は、古い建物に少しの点字図書しかなかったということでしたが・・・
現在の沖縄盲学校図書室は、新しくて木のぬくもりのある、居心地のいいとってもすてきなお部屋でした
ずらりと並んだ点字図書に
よむべえ(音声拡大読書器)、音声パソコン、拡大読書器などの読書支援機器
そして、図鑑やマンガなど、墨字の児童図書も揃っていて
大きなまるい柱には、こんなかわいいくだものの木と動物のおもちゃもありました
よく見ると枝に「青い鳥」もいますね
この図書室には、盲学校を卒業しても借りに来るOBさんも多いのだとか
これまで、青い鳥点訳グループ・でいごが寄贈した図書は1828冊にのぼります。
青い鳥の名前の入った奥付を見て喜ぶ、図書館職員であり、青い鳥ボランティアでもあるKさん
今回贈らせて頂いた図書は、子どもたちのリクエスト本を中心に点訳した83冊です。
絵本には、透明のタックシールに打った点字を貼っています。
そして、今回の目玉はなんといっても、コレ
自身も盲学校に通うお子さんを持つ職員Kさんが考案し、一針一針愛情こめて作った布絵本「さわってたのしむ絵本」です。
靴紐を結べたりと、いろいろなしかけがあって、遊んでいるうちに手先を使ういろんなことにチャレンジできます
点字の読める子も、読めない子も、みんなで仲良く遊んでくれたら嬉しいです
短い時間でしたが、本が大好きな子どもたちのはじけるような笑顔と、同じようにキラキラした沖縄の美しい景色と暖かい空気に触れさせて頂き、とてもうれしく実り多い館外研修になりました
これからも、沖縄の子どもたちにたくさんの図書と光を届けられますように
お世話になった方々、本当にありがとうございました