腐蝕の連鎖 「こいつらが犯人だ!」
     

 泣かせる ★☆☆☆☆

 笑わせる ★☆☆☆☆

 驚かせる ★★★★☆

 力溢れる ★★☆☆☆

 知溢れる ★★★★☆


 発行年月 1996年11月

 『腐蝕の連鎖―薬害と原発にひそむ人脈 』 ←レビューはこちら

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『腐蝕の連鎖』 広瀬隆

を読んだ。


広瀬隆氏、これまで聞いたこと無し。
主にノンフィクションをてがける作家とのこと。

なかなか面白そうなタイトルで手にとって見た。


読んでみると、
タイトルの通り、原発推進や薬害といった凡そ国民に害があるであろう案件を
せっせと進めているのは、ある特定のグループが関与していますぞ、と。
その関係性を示す系図が膨大に記載されており、しかも全て実名である。
よくぞここまで、という感じ。


本人も報復を受けるかもしれない、と記している通り、
出版後何かあったのか、非常に気になるところ。特に何もなかったのか。


ただ、事実としてわかるのはある限定的な縁のあるグループが、
自らの利権確保のために国を動かしているであろう、ということ。


政治家が原発を推進する委員会を作り、そこに御用学者があてがわれ国民を欺き、
さらに電力会社や建設会社が群がり、流れができていく。
そして、それら全ての幹部は何かしらの縁で繋がっている。


ロスチャイルドが世界を動かしている、などの意見があるように、
実際は権力を持っている少数の人間が自らの利益を第一に考え、
世界を動かしているというのはたぶん事実なんでしょう。


にしても原発についてはよくわからない。

昨今も地球温暖化への関心が高まっているが、
昔からある「火力発電などCO2を大量に排出するものから原発への転換は必然だ」、
という意見については、この本できっぱりと否定している。


世界の常識としては、原発にせよ大量の残熱を放出するのに変わりなく、
そのために近辺の海が死滅するなどの害があり、また未来永劫危険な核廃棄物が残ってしまう。
だから、CO2を理由とした転換は鼻くそな意見だ、と。


それが今でも世界の常識なのか、あるいはそうではなくなっているのか。
ご存知の方、教えてください。
最近ではそれほど原発反対!という意見は聞かなくなっているけれど。



「いつも~、ありがとうございますぅ」

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