自分の体で実験したい 「こいつぁ、あぶねぇ」
     

 泣かせる ★★★☆☆

 笑わせる ★★☆☆☆

 驚かせる ★★★★★

 力溢れる ★★★★☆

 知溢れる ★★★☆☆


 発行年月 2007年02月

 『自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝 』 ←詳細はこちら(Amazon)

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『自分の体で実験したい』 レスリー・デンディ、メル・ボーリング

を読んだ。


昨日の続き。


(昨日の記事)

役に立つ人体実験 1/2◆『自分の体で実験したい』 レスリー・デンディ、メル・ボーリング◆


目次をみると
・あぶり焼きになった英国紳士たち
・袋も骨も筒も飲み込んだ男
・危険な空気を吸いつづけた親子


興味津々。


例えば「袋も骨も筒も飲み込んだ男」として、
イタリア人科学者 ラザロ・スパランツァーニが取り上げられている。


テーマは消化について、だ。


時は1770年代。
当時はX線などもなく、胃や腸が機械の様に食物を砕いているんだ!という考えもあれ

ば、ブドウがワインに変わるように醗酵が盛んに起こっているという人もいた。


そこで彼は体をはって実験する。


パンを一口かじって亜麻布の袋に入れ、糸で縫い、飲み込む。
二十数時間後排出された袋を見て、

パンが完全になくなっているという事実を把握したとか、

木の筒を飲み込んでやはり消化の具合を見たりだとか、

こりゃーなんでもあり。


しかしそうした事実を検証していった結果色々と分かってくる。


・歯を使って食物をかめば消化は早まるが、口を通過するとそれ以上砕かれることはな


・胃と腸での消化は、腐敗や発酵とは異なる
・消化液は体外に出てもその働きに変わりがない
・消化液による化学反応が起こっているだけである


こうした事実を自らの体を使って証明した。


他の科学者についても

127℃の部屋で体温が上がるか?を試したり、

131日間洞窟の中ですごしたり。。


読んでいるだけで痛さや苦しさが伝わってくる。。
読むのにエネルギーがいる。


ただ自らの興味だったからかもしれないが、
少なくとも人のためになろうという強い意志があった。


ところ変わって、現代の政治家ってぇのはナンなんだ。
汚職、贈収賄、媚び諂い。


この本に出てくる科学者は、自らに痛みを強いて、他人を助けた。
方や今の政治家は、他人に痛みを強いて、自らを助く。


あぁ、なさけない。


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